Excelではセルやセル範囲に「名前」を付けられるようになっている。付けた名前は数式に利用できる。なかなか便利なその方法を以下に紹介したい。今回は平均値を算出する数式に名前を用い、離れたセルに結果を表示する。

名前を定義する

 名前を付ける方法にはいくつかあるが、ここでは4店舗における8~9月の来客数をまとめた下図を例に、表から自動的に作成する方法を用いた。

 まず、A2:C6を選択して表全体を選択する。次に「数式」タブの「選択範囲から作成」ボタンをクリックする。ダイアログが現れるので「上端行」「左端列」にチェックが入っていることを確認して「OK」ボタンを押す。たったこれだけで、表の上端行や左端列に入力してある内容で名前をまとめて付けられる。

表を選択して「数式」タブをクリックした後、「選択範囲から作成」ボタンをクリックする
[画像のクリックで拡大表示]
「上端行」「左端列」がチェックされた状態で「OK」を押すと、表の上端行や左端列に入力してある内容で名前を自動的に付けられる
[画像のクリックで拡大表示]

 もっとも、「OK」ボタンを押しても、表には何の変化もない。変化はシート内部で生じているからだ。同じく「数式」タブの「名前の管理」ボタンを押してみよう。

「数式」タブにある「名前の管理」をクリックする
[画像のクリックで拡大表示]

 たった今定義した名前が一覧になる。「名前」に「_8月」や「_9月」「西店」「東店」などとあるのが分かる。これがそれぞれに付けた名前だ。

 また、「参照範囲」を見ると、それぞれの「名前」が持つセル参照範囲が一覧になっている。例えば「_8月」だと「Sheet1のB3:B6」にある8月の全店の来客数、「東店」ならば「Sheet1のB3:C3」にある東店の8月と9月の来客数が、いずれも絶対参照で参照範囲になっているのが分かる。

「名前の管理」ボタンで定義した「名前」を一覧にした。名前はそれぞれの参照範囲と対応している。参照は絶対参照(「$」が付く)になる
[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。