働き方改革への取り組みが進む中で、仕事の効率アップは今まで以上に求められている。Excelでテキパキと作業をこなす秘訣は、頻繁に使用する基本操作をいかに効率的に実行するかにある。頻繁に利用するExcelの機能を取り上げて、操作をより効率化するテクニックや意外な裏技を紹介する。

Excelで時短
目次
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IF関数の親戚筋、ExcelのIFS関数で複数条件をテキパキさばく
試験の点数はABCで評価することが多い。ある試験では、90点以上が「A」、75点以上が「B」、50点以上が「C」、25点以上が「D」、25点未満は「再試」となる。これらの評価をExcelのIFS関数を使って一発で示したい。
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Excelで桁数が大きな数値を見やすく、千単位や万単位で表示する方法
大手企業の売上高は、桁数が多くなるため千万なのか億なのか、数字の単位を特定するのにちょっと時間がかかる。分かりづらさの回避策として「千円」や「万円」に数値を丸めて表示することがよくある。
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残念なExcelグラフ、重なったデータマーカーの位置はこうして調整する
グラフにはデータマーカー(各データの値)を表示するのがマナーだ。ところがデータマーカーを表示すると、互いが重なったりして見にくくなることがよくある。そのままだと「残念なグラフ」のそしりを免れない。簡単な操作で見やすいグラフに仕上げよう。
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Excelの「#DIV/0!」って何のこと?目障りなエラー表示を消す方法
誰もが見たくないものにExcelのエラー表示がある。よく見る「#DIV/0!」もその一つだ。これが何か、どうしてこうなるのかの理由を説明したうえで、表示を消す方法を紹介しよう。
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Excelでやたらに長い組織名、間違わずにビシッと入力するコツ
組織の名前にはとんでもなく長いものがある。頻繁に利用する長い組織名を都度正確に入力するのは面倒だし、時短ルールにも違反する。Excelのオートコレクト機能を用いて、我々を悩ます「長い組織名問題」を解消したい。
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お節介な設定を回避、Excelで「21年3月」と年月表示したい
年月を表示する際、「21年3月」のように、「年」部分を2桁で表示することがある。ところがExcelに「21年3月」と入力して[Enter]キーを押すと、勝手に「2021年3月」になってしまう。こうしたExcelのお節介を回避する方法がいくつかある。
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Excelで「今日の日付」を表示、必ず覚えておきたい最強の時短法2つ
Excelに今日の日付を入力する際にいちいちカレンダーを見て日付を確認し、「2021年3月2日」などと入力するのはExcel時短道に反すると言えよう。今回紹介する2つの方法を最強の時短方法としてマストで覚えておきたい。
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Excelで漢数字、手打ちせず数値を漢字に変換するワザ
Excelでは漢数字を扱えるようになっている。漢数字で計算することだってできる。今回は手打ちすることなく普通の数字を漢数字に変換するワザについて紹介したい。
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Excelのテキストデータ、余分な空白は手作業でなくTRIM関数で取り除く
カンマやピリオド(ドット)などで区切られたテキストデータをExcelに読み込むと、それらの記号を区切り位置にしてセルに分割できる。ただし、分割した後にいろいろと面倒が生じることがある。その一つに各セルの冒頭に入る空白(半角スペース)がある。
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Excelファイルを顧客へ送信、部内メモの削除を忘れる「大事故」を回避する
Excelで作成した見積書などのファイルを得意先に提出する。その際に、ちょっとした不注意で、とんでもない事故が起こることもある。部内のメモ(コメント)を付けたまま忘れて先方に送付してしまった場合だ。
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年・月・日が違うセルに分かれたExcelデータ、DATE関数で瞬時に計算
Excelに日付を入力する際、「年」「月」「日」のようにセルを分割することがよくある。ただし、日付が分割されていると、計算に使用するのが難しくなる。そんなときはDATE関数を使おう。
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Excelでカンタン統計、相関係数を知っていると将来予測に役立つ
統計では過去のデータから傾向を読み取ることで、将来の予測に結び付ける。その際に重要になるのが傾向を示す近似曲線と、近似曲線の相関関係の強さを示すR-2乗値すなわち相関係数だ。Excelグラフを用いて説明したい。
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ExcelのCEILING関数でダース計算、200本の缶ビールは何箱なのか一発で
缶ビールは24本、つまり2ダースで1箱が標準になる。今回、缶ビールが200本必要になったとしよう。24本入りの箱を何箱買えばいいのだろう。Excelで計算してもらいたい。
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Excelの棒グラフ、突出したデータの途中に線を入れて省略する
アンケートなどの集計結果で、特定のデータが突出して大きい場合がある。縦軸の途中を省略して、突出したグラフを短くしたい。この場合、ちょっとした工夫が必要になる。
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Excelのクリップボード、ベテランも意外に使っていない便利な機能
コピー&ペーストはExcelのデータ入力になくてはならない機能だ。このコピペと関連が深い機能にクリップボードがある。実に便利な機能があるのだが、どういう訳か意外に使われていない。
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Excelで検索、テーブルで結果を一覧にする「フィルター」が便利
Excelの一覧表などでは検索条件にヒットした行だけ抽出して表示したいことがよくある。この場合はテーブルのフィルターを利用するのが得策だ。
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Excel「組み合わせ」グラフの定番、棒グラフに折れ線の平均線を追加する
売り上げやゲームの点数を棒グラフで表示したとしよう。このような棒グラフに平均線を付け加えたら、各項目の位置付けがより明瞭になるだろう。今回は平均線を付ける際、棒と線による「組み合わせ」グラフの定番を用いたい。
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Excelの計算結果を別セルにコピーしたらエラー、2つの対処法
数値を足す「SUM関数」で算出した合計を、別のセルに表示したいことがよくある。ところが合計をコピーして別セルにペーストするとエラーが返る。だからといって合計をいちいち手作業で入力していては素人丸出しだ。
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Excelで別のシートをビシッと整列、一目で参照したい
過去に作成したExcelの表を参照しながら新しい表を作成したいケースがよくある。別のブックにある表の参照、同じブックの別シートにある表の参照という2例について時短を図る。
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Excelで並べ替え、間違うと大変な役職順「社長・専務・常務」を一発で
Excelの「フィルター」ボタンは、データの並べ替えを実行するのにとても頼りになる。値の大小順、名前の五十音順など朝飯前で並べ替えられる。しかし、ちょっと困った事態が生じることもある。役職の偉い順に並べたい場合、どうすればいいか。