IT分野のキーワードを図表を交えてやさしく解説します。

(出所:Getty images/エステム)

目次

  • デジタル庁(Japan Digital Agency)

     菅義偉内閣が行政のDX(デジタル変革)を推進するために設置を目指す新しい行政機関。菅氏は首相就任前の自民党総裁選で、デジタル庁設置を自身の目玉政策として掲げた。2020年9月16日の首相就任後の記者会見では、「複数の省庁に分かれる関連政策を取りまとめて強力に進める体制として、デジタル庁を新設する」…

  • マルチキャスト

     マルチキャストはIPの通信方式の一種で、特定のグループに所属する複数の端末に対して同じパケットを送るときに使う。1台の端末から多数の端末に一斉にパケットを送る1対多の通信方式である。

  • SDN(Software Defined Networking)

     ネットワークの構成や設定をソフトウエアで柔軟に変更できるようにするアーキテクチャーを指す。SDNコントローラーと呼ばれるソフトウエアにより、ルーターやスイッチ、無線装置などの通信機器を集中的に制御することで、ネットワーク構成などを必要に応じて即座に変更できる。

  • エモテット(Emotet)

     マルウエア(悪意のあるソフトウエア)の一種。メールに添付されたMicrosoft Officeファイルを開いたり、メール本文に記載されたOfficeファイルへのURLリンクをクリックしたりすると感染する。

  • ランサムウエア

     ランサムウエア(Ransomware)はマルウエア(コンピューターウイルス)の一種。コンピューター内の情報を「人質」にして身代金を要求する。Ransom(身代金)とSoftware(ソフトウエア)を組み合わせた造語である。

  • 電子レシート(Electronic Receipt)

     スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで買い物をした際に受け渡しをしていた紙レシートに代わり、スマートフォンの専用アプリケーション上でレシート情報を管理、閲覧できるサービス。

  • ジョブ型雇用(Job-based Employment)

     ジョブディスクリプション(JD:職務記述書)などで明文化した職務内容に基づき、職務を遂行する能力を持った人材を雇用する形態。

  • ファイアウオール

     ファイアウオールはインターネットと企業などのLANとの境界に設置し、不審な通信がLANに侵入するのを防ぐ機器や機能だ。サイバー攻撃という炎からLANを守る「防火壁」となるのでこの名前が付けられた。

  • デジタルアート(Digital Art)

     デジタル技術を活用した芸術作品を指す。「メディアアート」と呼ばれることもある。デジタル化した写真やイラスト、コンピューターグラフィックス(CG)を使った作品のほか、ロボティクス、電子音楽などを組み合わせ、空間全体を総体的に芸術として体験させる作品もある。

  • リモート・デスクトップ・サービス(Remote Desktop Service)

     ネットワーク経由で異なるパソコン同士を接続したうえで、遠隔で操作できるようにするリモート接続サービスの1つ。遠隔地にあるパソコンのデスクトップ画面を手元のパソコンへ転送したり、手元のパソコンのキーボードやマウスを使って遠隔地のパソコンを操作したりできる。

  • VPN

     VPN(Virtual Private Network)は公共のネットワークをあたかも専用線のように使って、物理的に離れたネットワーク同士やネットワークとコンピューターをつなぐ技術である。

  • 電子インボイス(Electronic Invoicing)

     2023年10月に導入する消費税の「適格請求書等保存方式」(インボイス制度)において、企業が消費税を納税する際に必要となる「適格請求書(インボイス)」を電子化する仕組みのこと。民間主導で標準規格を作る動きが広がっている。

  • HPCI

     全国の国立大学や国立研究開発機関などのスーパーコンピューターの計算能力を一元的に大学や研究機関、企業に所属する研究者に提供するための基盤で、「High Performance Computing Infrastructure」の略称。文部科学省の委託事業として高度情報科学技術研究機構(RIST)神…

  • オンライン会議ツール(Online Meeting Tools)

     インターネット経由で映像や音声をやり取りして会議するためのツール。Webサイトと同じ通信プロトコルを使う場合が多いので「Web会議ツール」とも呼ばれる。テキストを主体にやり取りするビジネスチャットツールも「オンラインで会議をするためのツール」だが、一般にオンライン会議ツールと言えば、映像・音声を主…

  • 海底ケーブル

     海底ケーブルは、大陸や島々をつなぐために海底に敷設された通信ケーブルである。インターネットやモバイル通信など、世界中で高速・大容量通信のサービスを実現する「通信の大動脈」だ。

  • 電子契約サービス(Electronic Contract Service)

     法人や個人の間における契約を、紙の契約書や印鑑などを利用せずに、電子的な文書によって完結させるITサービスのこと。一般にSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の形で提供している。

  • Bluetooth

     近距離無線通信の国際標準規格の1つ。国際的に免許不要で利用できる2.4ギガヘルツ帯の電波を使用しており、省電力で接続も容易であることから、スマートフォンやパソコンを中心に普及している。

  • API

     APIはプログラム同士がデータをやりとりするための仕組みのこと。Application Programming Interfaceの略である。

  • 高精度3次元地図(High Definition 3D Map)

     自動運転車向けに整備が進められている高精度の地図情報システムで、ドライバーを必要としない自動運転の実現に不可欠な技術。カーナビの地図はメートル単位の精度で上下線単位の道路情報しか持っていないのに対して、高精度3次元地図はセンチメートル単位の精度を持ち、車線単位で道路情報を管理する。

  • SRE(Site Reliability Engineering)

     ITサービスの信頼性を向上させる運用の方法論、およびそれに携わる技術者の役割のこと。米グーグルが提唱してノウハウを公開したもので、各種サービスをクラウドで提供する新興IT企業を中心に広まってきた。