ストレージクラスメモリー

 SSD(Solid State Drive)より高速でDRAMより大容量化しやすい不揮発性メモリーのこと。アクセス速度がマイクロ秒程度とSSDと比較すると高速なため、ディスクI/Oのボトルネック解消が期待できる。

 ただし一般のソフトウエア開発者が直接ストレージクラスメモリーを扱うのは難しい。直接メモリーにアクセスしなければならず、使った後のメモリー解放といった作業も発生するからだ。

 このような問題を解決するライブラリーが登場している。それがPMDK(Persistent Memory Development Kit)である。野村総合研究所(NRI)の石田氏は「PMDKによってソフトウエアからストレージクラスメモリーを制御できるようになる。ソフトウエアが開発されることでストレージクラスメモリーも普及するのではないか」と予想する。

ヘテロジニアスコンピューティング

 複数種類のプロセッサーを併用して処理を最適化すること。用途に応じたプロセッサーに処理を任せることでシステム全体の効率を高める狙いがある。NRIの石田氏は「CPUの処理をFPGAなどに逃がすと分散処理になり通信遅延の問題が発生する。そこでローカルマシンに不揮発性メモリーを搭載し、巨大なキャッシュにデータを保持しながら通信遅延を軽減するといった使い方が考えられる」とヘテロジニアスコンピューティングにおけるストレージクラスメモリーの重要性を説明する。

イベントソーシング

 状態を永続化するのでなくイベントを永続化するという設計手法。1つひとつの状態の変化を「イベント」として扱い、ソフトウエアで起こる全てのイベントを記録し、記録したイベントは変更や削除をしない。ソフトウエア操作の履歴を保存し、その履歴を遡ればある時点の状態を再現できる。

IEEE 802.11mc

 無線LANの回線を利用して主に屋内における位置を特定する規格。IEEE 802.11mcに対応した無線LANアクセスポイントと対応するスマートフォンなどの端末が必要になる。

P4

 P4はProgramming Protocol-Independent Packet Processorsの略でネットワーク機器に処理を実装するプログラミング言語である。P4に対応したスイッチの処理をプログラムで指定できる。これにより、サービスの特性に合わせた通信制御が可能になる。

AIチップ(次世代)

 特定の処理に特化したASICのこと。例えばニューラルネットワークの処理を行うAI(人工知能)チップなどが上げられる。チップの用途が決まっていれば、いかに早く正確に処理するかが求められる。それには「汎用的なCPUやGPUよりも特定の処理に特化したASICが向く」(ウルシステムズの漆原氏)。

BERT

 BERTはBidirectional Encoder Representation from Trans formersの略。米グーグル(Google)が開発した自然言語処理の機械学習手法である。文章の「言語らしさ」を予測する「Transformer」というニューラルネットワークを組み合わせて実装している(図6)。

図6●BERTのイメージ
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 従来の言語モデルは前の文脈から次の文脈を予想していた。だがBERTは前後の文脈から文章を予測する。アルゴリズムが多言語に対応していることも特徴だ。楽天の森氏は「精度が段違いでこれまでの自然言語処理モデルを圧倒する力がある」とその出来を評価する。

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