
(画像:123RF)
ネットワークのトラブルはどうして発生するのか。コンピューターネットワークの専門誌、日経NETWORKに掲載されたトラブル事例を調べたところ、その原因は「人為的なミス」「機器の故障」「利用中のサービスの障害」の3つに大別され、最も数が多かったのは人為的なミスだった。本特集では、こうした人為的なミスの代表例を取り上げる。システム管理者や一般ユーザーと共有してほしい。そうすれば、今後のトラブルの再発防止につながるだろう。
閉じる
ネットワークのトラブルはどうして発生するのか。コンピューターネットワークの専門誌、日経NETWORKに掲載されたトラブル事例を調べたところ、その原因は「人為的なミス」「機器の故障」「利用中のサービスの障害」の3つに大別され、最も数が多かったのは人為的なミスだった。本特集では、こうした人為的なミスの代表例を取り上げる。システム管理者や一般ユーザーと共有してほしい。そうすれば、今後のトラブルの再発防止につながるだろう。
本社に出張してくる従業員のために、数年前無線LANを導入した。これまで全く問題がなかったのに、今になって無線LANが使えないと訴える従業員が現れた。原因を調査した。
「pingの要求に応答してしまうのは危険」――そう聞きかじった管理者は、pingのやりとりを遮断した。この行為が大規模なトラブルにつながってしまった。
出張先から戻ってきた従業員がパソコンをネットワークにつないだところ、他の従業員がインターネットにつながらなくなった。偶然が重なり、トラブルにつながった。
ネットワークトラブルを引き起こした従業員の行為は、悪気がなく、良かれと思ってやったものだった。どうしてつながったのか。
パソコンをつなぐポートが足りないので、職員が手元にあったネットワーク機器を使ってポートを増設した。ある機能を有効にしたまま使ったため、ネットワーク全体がダウンしてしまった。