無線LANはケーブルの敷設が必要ないため、多くの企業が導入している。通信速度の高速化も進み、有線LANに匹敵する通信速度が出せるようになった。最新規格のIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)では通信速度は同11acの約1.4倍に当たる最大9.6Gビット/秒に向上した。今後、主要な通信手段として企業にも導入がますます進むはずだ。

 ただ無線LANの電波は目に見えないため、電波強度や混雑状況を把握するのは難しい。電波が弱いチャネルを利用すれば通信速度が低下し、業務効率に影響する。そこで利用したいのが無線LANを管理する無料のソフトウエアだ。数ある無線LAN管理ソフトのなかには、無線LANのチャネルごとにアクセスポイント(AP)からの電波強度を可視化できるものがある。

「WiFi Analyzer」
無線LANの電波状況を調査
(https://www.microsoft.com/store/productId/9NBLGGH33N0N)

 WiFi Analyzerは無線LANのチャネルごとに電波強度を確認できるソフトウエアだ。Windows Storeで入手できるのでMicrosoftアカウントを持っていれば、数クリックするだけでインストールできる。

 ソフトを起動すると接続中のAPの電波強度をチェックできる。電波強度はdBmという単位で表示する。無線LANのインターフェースが対応していればリンク速度を計測することも可能である。

無線LANに関する情報が一覧表示される
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 電波強度の下には改善すべきポイントを4つのアイコンで表示する。例えば盾マークのアイコンの色が変わった場合には、パスワードが未設定のAPと接続している可能性がある。星マークのアイコンの色が変わった場合は、接続しているチャネルより電波が強いチャネルと接続できることを示している。

 画面上部の「解析」ボタンを押すと、5GHz帯と2.4GHz帯の周波数帯別にチャネルの電波強度が表示される。画面下をクリックして帯域を切り替えられる。空いているチャネルには「★」のマークが付く。

表示対象の周波数帯を切り替えられる
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 無線LANの速度が遅いといった場合はこのグラフを参考にして空いているチャネルを利用するとよいだろう。

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