新型コロナウイルス対策として、テレワークによる在宅勤務を導入する企業や組織が増えている。

 しかしテレワークでは通信が途切れたり遅かったりする場合があるため、人によっては仕事の効率が悪くなったと感じているだろう。

 そこで本特集では、快適なテレワークを実現するための勘所を解説する。テレワークのネットワークを理解するとともに、通信が遅いあるいは途切れるといった場合の改善ポイントを知ろう。

ネットワークを分割して考える

 テレワークで「通信が途切れる」「ネットワークが遅い」といったトラブルが発生すると、リモートデスクトップが切断されたりテレビ会議の画像が乱れたり音飛びしたりする。

 こうしたトラブルが発生したときは、ネットワークのどこかに通信を遅くする原因、すなわちボトルネックが潜んでいる可能性が高い。このボトルネックを解消することが、テレワークを改善する重要なポイントになる。

 そのためにテレワークで利用するネットワークを分割して考える。問題を切り分けるのである。本特集ではテレワークで使用するネットワークを「サービスや企業のネットワーク」「インターネット」「アクセス回線」「宅内ネットワーク」の4つに分ける。

テレワークで利用するネットワークを4つに分ける
(作製:日経クロステック。以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

 ただしこのうちインターネットは利用者が改善することはできないので、今回の特集では扱わない。サービスや企業のネットワーク、アクセス回線、宅内ネットワークの3つを対象とする。

 サービスや企業のネットワークは、米Zoom Video Communications(ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ)の「Zoom」や米Microsoft(マイクロソフト)の「Teams」などの外部サービスや企業内ネットワーク、データセンターを指す。

 アクセス回線はモバイル通信網を使った無線通信や、通信事業者の通信網を利用した光アクセス回線を指す。

 宅内ネットワークは、端末であるパソコンやスマホなどを接続するネットワークである。接続方法には有線のイーサネットと無線通信の無線LANがある。

 今回はまずサービスや企業のネットワークについて考えよう。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。