TeamsによるWeb会議の上級活用法を解説する。今回はプレゼンテーションツール「Microsoft PowerPoint」のWeb版との連携によって、Web会議の音声をリアルタイムで文字変換し翻訳したうえで字幕として表示する方法を取り上げる。

 英語で話すWeb会議に出席したことはあるだろうか。その状況に置かれたら、多くの人はこう思うのではないか。「相手の話す言葉に日本語の字幕が表示されたらいいのに」「自分の話す日本語に英語の字幕を付けてほしい」と。

 実はMicrosoft TeamsとPowerPointを連携させると、これが可能になる。その際、リアルタイムの自動字幕(ライブ字幕)と自動翻訳という2つの機能を使う。Web会議の参加者が話した英語や日本語をリアルタイムに文字変換し、字幕として表示する。これがライブ字幕だ。さらに、その字幕の言葉をリアルタイムに翻訳して置き換えるのが自動翻訳である。

 2020年7月時点でTeamsはライブ字幕と自動翻訳の機能を持っていない。ライブ字幕については米Microsoftが2020年7月8日(米国時間)に、近日中にもTeamsに搭載すると発表した。ただし日本語に対応するかどうかは明らかにしていない。

 Teamsにはライブ字幕と自動翻訳の機能がないので、PowerPointの機能を使う。Web版の「PowerPoint Online」で2つの機能を利用できる。あまり知られていないようなので、まずはPowerPoint Onlineのライブ字幕機能から説明しよう。

 PowerPoint Onlineでライブ字幕を表示させるのは簡単だ。以下の5つの手順を踏む。

(1)PowerPointのファイルをTeams、SharePoint、OneDriveなどMicrosoft 365のクラウドストレージ上に格納する。

(出所:胡田昌彦、以下同)
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(2)WebブラウザーでPowerPointファイルを表示する。

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(3)[スライドショー]-[常に字幕を使用する]をクリックする。

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(4)[最初から]をクリックしプレゼンテーションを開始する。

(5)マイクの利用許可を求めるダイアログが出た場合には[許可]をクリックする。

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 あとは言葉を発すれば、それがライブ字幕として表示される。日本語のライブ字幕は2020年7月時点でプレビュー段階だが、筆者はかなり精度が高いと感じている。

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