今回はWi-Fi環境が不調になった際の対処法を紹介する。電波が届く範囲は一定ではなく、近隣の住宅や建物まで届く。またほかの用途と共用する周波数もある。電波の状況は有線LANと違って見えにくく変わりやすいといえる。ある日突然、不調やトラブルに陥ることもあると考えて対処法を理解しておきたい。

まずWi-Fiルーターを再起動してみる

 調子良くつながっていたWi-Fiが突然遅くなったり頻繁に途切れるようになったりしたら、まずはWi-Fiルーターを再起動してみよう。これによりインターネット回線の再接続と、利用するWi-Fiチャンネルの再設定が実行される。それによって状況が改善することもある。

 Wi-Fiルーターの再起動方法は機種によって異なるが、大半の機種は電源をオフにして再投入すればよい。Wi-Fiルーターの設定画面から再起動できる機種もある。

Wi-Fiルーターを再起動するには、電源をオフにし再投入する。設定画面から再起動できる機種もある。画面は「Aterm WG2600HP3」(NECプラットフォームズ)の設定画面
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 使用するWi-Fiのチャンネルは、決め打ちにしなくてはならない理由がある場合を除き、自動で選択する設定にしておいたほうがよい。最近のWi-Fiルーターはチャンネルの自動設定機能を搭載しており、起動時に周囲の電波状況を確認し、比較的空いているチャンネルを選んで利用する。

 ただし電波状況を確認するのはWi-Fiルーターの起動時のみである。そのときから周囲の電波状況が変わってしまうと、適切なチャンネルが使われていない状況になる。Wi-Fiルーターを再起動することで、電波状況の変化に対応できる可能性があるのだ。

 電波状況を頻繁にモニタリングしていて、空いていることが多いチャンネルが分かっているのであれば、手動でそのチャンネルに設定して変えないようにしてもよいだろう。

 また最近は、周囲の電波状況に合わせてチャンネルを動的に自動選択できる機種もある。こうした機種は、再起動しなくても最適なチャンネルを使い続けられる。

「Aterm WG2600HP3」(NECプラットフォームズ)の設定画面。「オートチャネルセレクト機能」の「使用する(標準)」は電源投入時に適切なチャンネルを選ぶ。「使用する(拡張)」に設定すると、状況に応じて随時チャンネルを変更する
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