
(出所:PIXTA)
2025年に年間12兆円ものマイナス影響をもたらすと危惧される「技術的負債」――。なぜ生まれたのか、どう防げばいいのか。企業で取り組みが進む「デジタルトランスフォーメーション(DX)」とどう関わるのか。「日本の企業経営に先端のテクノロジーを」というミッションを掲げ、約500人のCTO(最高技術責任者)が所属する日本CTO協会が解説する。
閉じる
2025年に年間12兆円ものマイナス影響をもたらすと危惧される「技術的負債」――。なぜ生まれたのか、どう防げばいいのか。企業で取り組みが進む「デジタルトランスフォーメーション(DX)」とどう関わるのか。「日本の企業経営に先端のテクノロジーを」というミッションを掲げ、約500人のCTO(最高技術責任者)が所属する日本CTO協会が解説する。
近年の急速な環境変化の影響もあって、デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉への関心が高まっています。そんななか、ビジネスモデルを変革しようとDXに取り組んでもなぜか全く進まず、これから何をしたらいいか分からないという壁に当たってはいませんでしょうか。
技術的負債の真の正体は、ソフトウエア開発の持つ本質的な難しさから生じた問題が、コミュニケーションの食い違いによって積み重なったものです。企業がソフトウエア開発をしていくうえで技術的負債を生じさせないようにするにはどうしたらよいでしょうか。
年間12兆円ものマイナス影響をもたらす技術的負債(あるいはレガシーシステム)はどのように生まれるのでしょうか。それを防ぐ方法はあるのでしょうか。技術的負債をとりまく歴史をたどりながら、ソフトウエアエンジニアではない人にも理解できるようにその正体に迫ります。