会議室でプレゼンテーションをするときに、ノートPCをプロジェクターにつないで、資料を大きなスクリーンに表示することがよくある。またノートPCに外部液晶ディスプレーを接続して、2台のデスクトップを使って快適に仕事をしている人もいるだろう。

 このようなケースで使う、PCから出力した映像信号を別の映像機器に出力するための端子が「映像出力端子」である。今回はノートPCに搭載されることが多い映像出力端子について説明していく。

映像出力端子を備えているノートPCは多い
(撮影:竹内 亮介、以下同じ)
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古いPCはD-Sub 15ピンやDVIを利用していた

 デスクトップPCはディスプレーを内蔵していないため、外部のディスプレーに映像信号を出力して映し出す必要がある。デスクトップPCにおいて、映像出力端子は必ずと言っていいほど使うインターフェースである。

デスクトップPCでは、マザーボードやビデオカードが搭載する映像出力端子から映像信号を出力する
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 ノートPCは液晶ディスプレーを内蔵しているため、単体でも映像を表示できる。しかし前述した通り、プロジェクターを使ってプレゼンテーション資料を映し出したり、外部液晶ディスプレーをつないで2画面で作業をしたりすることで、より便利に使える。

 こうした複数のディスプレーを組み合わせる使い方を「マルチディスプレー」と呼ぶ。ノートPCの映像出力端子は、このマルチディスプレー機能を利用するためのものと言ってよい。

 デスクトップPCも含めた現行のPCに搭載されている映像出力端子のうち、もっとも長い歴史を持つのが「D-Sub 15ピン」である。映像信号をアナログ信号で出力する端子で、形状が大きめで対応する解像度は低い。そのため、ノートPCに搭載されることは少なくなった。

 ただビジネス用途だと、今なお「会議室にある古いプロジェクターはD-Sub 15ピンでしか接続できない」ということがある。こうした需要に応えるため、D-Sub 15ピンをあえて残しているモバイルノートPCメーカーもある。

 映像信号をデジタルとアナログの両方でやり取りできる「DVI」(Digital Visual Interface)という端子もある。ただこれもサイズがかなり大きめで、ノートPCでは搭載が難しかったこともあり、現行のノートPCではほとんど搭載例がない。

 一方、デスクトップPCやグラフィックスボードに関しては、まだD-Sub 15ピンやDVIの端子を搭載する製品が多い。

デスクトップPCやグラフィックスボードは、現行モデルでもD-Sub 15ピン(上)やDVI(下)を見かける
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 液晶ディスプレーは、低価格モデルでこうした入力端子を搭載する例が多い。これは、古いデスクトップPCとD-Sub 15ピンやDVIで接続するためのものと考えてよい。D-Sub 15ピンやDVIは規格が古いこともあり、出力できる解像度はフルHD(1920×1080~1200ドット)までにとどまる。

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