ここでは、今後2021年にかけてPCの通信機能がどのようになっていきそうかをまとめる。Wi-Fi 6の普及とともに、有線LANの高速化も進展するとみられる。

Wi-Fi 6の普及が進む

 無線LAN規格「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」が順調に普及している。Wi-Fi 6は2.4GHz帯と5GHz帯に対応しており、規格上の最大通信速度は9.6Gビット/秒となっている。複数機器同時接続時の安定性、実効性能に優れる。Wi-Fi 6に対応するノートPCは、今後2021年にかけてさらに増えていくだろう。

 「Wi-Fi 6E」に対応する製品も発表されている。Wi-Fi 6EはWi-Fi 6を拡張したもので、通信に6GHz帯を使える点が特徴である。もっとも、これまで6GHz帯の電波を利用するにはライセンスの取得が必要で、Wi-Fi 6Eの普及は法整備が前提となっている。米国では2020年に6GHz帯をライセンス不要で利用することが承認されている。一方日本では、現段階で6GHz帯を無線LANで利用することは認められていない。

 PCへの搭載予定について、米Intel(インテル)は「Wi-Fi 6E AX210」というWi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応する通信コンボモジュールの製品仕様を公開しており、出荷時期は2020年第4四半期となっている。ハードウエアの準備はある程度整っているといえる。2021年初頭ごろには対応PCも出てきそうだ。

 Wi-Fi 6E対応ルーターに関しては、台湾・華碩電脳(エイスース、ASUS)が「ROG Rapture GT-AXE11000」をグローバル発表しており、米国で12月に発売予定だ。

インテルは「Wi-Fi 6E AX210」というWi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応する通信モジュールの製品仕様を公開している
(出所:インテル)
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