新型コロナ禍はRPAの普及活動そのものにも見直しを迫った。先進企業は対面中心だった研修をオンラインによるリモート形式に切り替えた。ソフトロボ開発・運用の環境を整えるなか、サーバーで稼働するRPAの良さも見えてきた。

 新型コロナ対策のため、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の先進企業の多くも在宅勤務を前提に切り替えた。ただ、先進企業は制約の下でもさらなる業務効率化やカイゼンへRPA普及の歩みを止めない。

 オンラインによるソフトロボ開発の研修やサポートで工夫を凝らす1社がソフトバンクだ。同社は2016年ごろからRPAの導入を開始。現場の業務担当者がソフトロボを開発できるように、集合研修や対面のサポートなどで支援を続けてきた。2020年4月以降、最大で約9割の社員が在宅勤務を実施することになり、研修とサポートをオンラインに切り替えている。

挙手機能などで受講者支援

 2020年6月から、オンライン研修を実施している。「Web会議サービスの機能を使って、集合研修と同じようにフォローしている」(ソフトバンク法人事業統括法人プロダクト&事業戦略本部デジタルオートメーション事業第1統括部デジタルワーカー推進室の木村信幸部長)。

ソフトバンクが進めるオンライン研修やオンラインサポートの概要
(画面提供:ソフトバンク)
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 受講者が研修中に質問する際には、発言したい旨を知らせるWeb会議サービスの挙手機能を使う。講師が挙手に気付くと、研修とは別に少人数のミーティングができる機能「ブレイクアウトルーム」を使って個別に説明し、受講者の理解を深めている。

 Web会議サービスの録画機能も活用している。受講者に研修を振り返ってもらえるようにしたり、研修録画をeラーニングのコンテンツとして広く提供したりもしている。オンライン研修について木村部長は「地方拠点の担当者も参加できると喜んでくれている」と説明する。オンラインサポートも1度に複数の相談に同時対応できるようになったという。

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