クラウドサービスに関する基礎知識として、今回は大手サービス事業者が提供しているサービスについて解説する。

 一言でクラウドサービスといっても、そこでできることは多岐にわたる。実際に大手クラウド事業者で提供しているサービスメニューを見ると、米Amazon Web Services(AWS)は約200、米Microsoft(マイクロソフト)の「Microsoft Azure」は約170、グーグルの「Google Cloud Platform(GCP)」は約150のメニューが用意されている。

 なかにはAWSの「DeepRacer」のように、他社には見られない独自のサービスもあるが、共通して存在するサービスも多数ある。IaaSのような基本的なサービスだけでなく、人工知能(AI)を活用した機械翻訳などのSaaSも各事業者が提供している。

主要クラウド事業者が提供しているサービス
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 DNS(Domain Name System)や負荷分散などのネットワーク関連のサービスも用意されている。このようなサービスを使えば「ネットワーク技術者はハードウエアの保守から解放される。その分広いレイヤーに目を向けることができるようになる」(日本マイクロソフトの佐藤壮一Azureビジネス本部製品マーケティング&テクノロジ部プロダクトマネージャー)。

 こうしたサービスのなかで最も一般的に使われているのがコンピューティングだろう。

 なかでも最近コンテナ化と並んで関心が高まっているのがFaaS(Function as a Service)と呼ばれるサービスだ。これは画面表示を必要としない処理を記述するのに使われる。定期的に実行する処理や、API(Application Programming Interface)のように端末などから呼び出される処理を記述するのに便利なサービスだ。

サーバーレスとは
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画面例
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サーバーなしでアプリケーションを記述できるサーバーレス

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