この道20年選手になろうとしているプロマネの宇佐木さん。Webシステムの構築を中心とした小さいIT会社(zoozoo社)に勤めているのですが、若い頃のテキトー癖が抜けず、プロジェクトは炎上してばかり。そんな宇佐木さんですが、実は新しい技術に目がありません。

SE虎岡 ウサさん、今度のオサカナ水族館の打ち合わせだけど、そろそろ鹿野君に引き継げば?あそこは、あまり極端なこと言わないし、鹿野君でも大丈夫なんじゃないか?

宇佐木 そうだね。僕もエレガミヨ博物館の案件で忙しいし……。あ、ダメだ。AWSの相談受けてるんだった!鹿野君じゃ説明できないよ。

SE虎岡 オサカナ水族館ってAWS導入したいんだっけ?

宇佐木 なんか、最近流行ってますよねって。まあ、夏と冬とでアクセス数が大きく違うから、気になるのはわからんでもないけどね。

SE虎岡 どうだろうね。そもそもオサカナさんとこに納品したのって、「魚管理システム」だよね?社内システムをわざわざAWSにするメリットなくないか。

宇佐木 魚管理システムが使いやすいから、うちのCMS(Webサイトを作るシステム)も導入して、Webサイトごとうちに任せたいって話が来てる。大人気の水族館だから、お金はあるみたい。

SE虎岡 へぇ。それはうれしいね!今はどうやって更新してるのかな。

宇佐木 その話もあるから、引き継ぎは難しいんだよ。

SE虎岡 オサカナさんはともかくとしても、鹿野君もそろそろお客さんにAWSの説明くらいはできるようになってもらわないと。

宇佐木 そうなんだよねぇ……。僕もたくさん本を貸してるんだけど。

SE虎岡 ウサさんは、貸しすぎなんだよ!しかも玉石混交だから、どれを読んだらいいのか分からない。お客さんから新技術についての問い合わせがよく来るから、一通り答えられるように鍛えておこう。鹿野君強化月間だ!!

図26-1 鹿野君強化月間だ!
図26-1 鹿野君強化月間だ!
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 本人の知らぬところで、PMのサブである鹿野君の強化月間が始まってしまったようです。開発会社にいると、ときどきお客さんから新技術について問い合わせがあります。

 「IT業界は動きが速いから付いていかねば!」「常に新しい情報をキャッチアップしつづけなければならない」など、勇ましい言葉を良く聞きますが、会社の規模や状況、自身のポジションによっては、そう言っていられないケースもあるでしょう。

 今回の連載では、新技術についての簡単な概要と、導入計画についてお話します。

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