PMの宇佐木さんと、SEの虎岡さんが務めるzoozoo社では、大人気の水族館である「オサカナ水族館」から、AWSへの移行を相談されています。オサカナ水族館としては、夏の繁忙期に合わせてサーバーを借りると、高額になってしまうことに悩んでおり、二人はクラウドに詳しいプログラマの島田さんに相談することにしました。

宇佐木 オサカナ水族館から、夏の時期にアクセス数が増えるのでサーバーを増強したいんだけど、いっそクラウドに移行しようかという話が出てるんだよ。

PG島田 動的生成を止めるのは必須として、今回の話なら、まずはCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)でもいいのではないですか。

SE虎岡 オサカナさん側は、どうしてもクラウドにしたいとは言ってないんだよね?

宇佐木 言ってないね。サーバーのコストを減らしたいけど、クラウドにしたらいいのかな、っていう感じの話なんだ。

PG島田 アクセス数の増加傾向と、メンテナンスのことも考えると、いずれクラウドにした方がいいですね。でも、コスト面で言うと、動的生成を止めてCDNを導入するだけでも、多少下がるんじゃないですかね。

SE虎岡 2年後にECサイトとアンケート機能を実装したいらしい。ウチのCMSをリリースする前、3カ月後の会議で決まるらしい。

PG島田 そうすると、物理的なサーバーをリースで5年間借りる選択肢はないですね。レンタルサーバーで1年更新にするか、クラウドに移行するかです。ただ、アクセス数の増加を考えると、クラウドがいいでしょうね。

宇佐木 今使ってる「魚管理システム」にCMSは同居できないの?Webサーバーだけクラウドで借りてさ。

SE虎岡 できなくはないけど、やりたくないよ!データベースが壊れると面倒だ。同居前提で設計してないし。反対反対!大反対!!

PG島田 同居はいい手段じゃないですね。とりあえず、アクセスログが入手できたら、具体的に試算して考えてみましょう。

図35-1 オンラインミーティングでクラウド導入の話し合い
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 クラウド編の最終回として、自社に本当にクラウドが必要なのかどうかについて検討する、これを考えていきましょう。

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