営業利益率5%の業績目標達成へ。コロナ禍にあっても、NECの新野隆社長は歩みを止めない。次世代通信「5G」によるゲームチェンジに備え、NTTとの資本提携など種もまいた。改革は道半ばとの自覚を新たにし、2021年4月の退任までにさらなる成長の足がかりを築く考えだ。

(聞き手は森重 和春=日経クロステックIT編集長、浅川 直輝=日経コンピュータ編集長、玉置 亮太=日経クロステック/日経コンピュータ、田中 陽菜=日経クロステック/日経コンピュータ)

新野 隆(にいの・たかし)氏
1977年NECに入社。2012年4月、代表取締役 執行役員副社長兼CSO兼CIO。2016年4月より現職。2021年4月1日付で代表権のある副会長に就任予定。(写真:村田 和聡)
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2020年の成果を自己採点すると。

 100点満点で60点から70点でしょうか。新型コロナ禍で世の中の事業環境は相当厳しく、当初想定した中期経営計画が達成できるかなど様々な懸念がありました。

 そのような中でもNECは2021年度以降の成長に向けて、足元で大きな成果をいくつか出せたと思っています。NTTとの資本業務提携や(金融向けソフトウエアを手掛けるスイスの)アバロク買収、楽天モバイルとの提携などです。英国政府が主導する「5G Open RAN」にも参加するなど、国レベルの連携も強化できました。

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