DX分野で活躍するCIO(最高情報責任者)、CDO(最高デジタル責任者)などのデジタル変革リーダーやIT企業のキーパーソンを「賢者」として招き、仕事の成功・失敗について、MCの戸川尚樹(日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボ所長)との対談によって振り返るトークショー。賢者の流儀を知ることは、DXで成果を上げるためのヒントとなるだろう。

 ドラッグストアの店舗勤務から社会人生活をスタートさせ、米国留学を経てITベンダー、そしてCDO(最高デジタル責任者)へ――。こんな異色な経歴を持つのが、ベイシアで事実上のCDO(最高デジタル責任者)兼CMO(最高マーケティング責任者)を務める亀山博史氏である。

亀山 博史(かめやま ひろし)氏
ベイシア マーケティング統括本部本部長 兼 デジタル開発本部本部長
亀山 博史(かめやま ひろし)氏 1995年に大学を卒業した後、マツモトキヨシに入社。上野アメ横店勤務。その後、米国の大学に留学し、MBA(経営学修士)を取得。帰国後、2003年にデロイトトーマツコンサルティング(現アビームコンサルティング)に入社し、ITコンサルタントに転身。その後、富士通や富士通総研の時代を合わせて約10年、主に消費財メーカーや小売業、外食・サービス業のBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)やシステム化を支援した。2013年にアマゾンジャパンに移り、化粧品部門のトップとしてビジネスの急拡大をリード。2015年からスターバックスコーヒージャパンのテクノロジー部門の責任者としてデジタル化を推進した。2020年10月にベイシアに移り、現職。

 デジタルトランスフォーメーション(DX)については、ITベンダーとユーザー企業の両方の立場で実務を経験し、その難しさと勘所を習得。今では日本を代表するCDOの1人である。同氏の強みは、旺盛な好奇心だけでなく、周囲への貢献意欲の高さといえるだろう。その源泉は何か。

 「『生まれただけで丸もうけ』という気持ちを持ち続けて、仕事に打ち込んできた」。生まれつき耳が不自由と明かす亀山氏の流儀だ。日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボが運営する会員組織「ITイノベーターズ」のエグゼクティブメンバーでもある亀山氏の言葉は、何かしらのコンプレックスや不自由を抱えるビジネスパーソンに大切なことを思い出させてくれる。

対談の様子。動画は次ページでご覧いただけます
対談の様子。動画は次ページでご覧いただけます
(撮影:村田 和聡)
  • Chapter1:マツモトキヨシ店舗で商売とデータ活用を学ぶ
  • Chapter2:約4年間の米国留学でMBA取得、ITにも興味持つ
  • Chapter3:帰国後、ITコンサル会社に入社
  • Chapter4:火消しプロジェクトで学んだこと
  • Chapter5:顧客に対してリスクを丁寧に説明する
  • Chapter6:IT導入よりも「ITで事業を成長させる仕事」がしたくなった
  • Chapter7:最先端IT活用の実態、アマゾン時代に体感
  • Chapter8:組織の状況に応じて、サメ型とイルカ型を使い分けてリード
  • Chapter9:スタバ日本法人のCIOに就任、アマゾンとの文化の違いに戸惑うことも
  • Chapter10:生まれつき耳が不自由、「生まれただけで丸もうけ」の精神で人を喜ばせたいだけ
  • Chapter11:ITの世界にどんどん飛び込んでほしい

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