DX分野で活躍するCIO(最高情報責任者)、CDO(最高デジタル責任者)などのデジタル変革リーダーやIT企業のキーパーソンを「賢者」として招き、仕事の成功・失敗について、MCの戸川尚樹(日経BP 技術コンテンツユニット長)との対談によって振り返るトークショー。賢者の流儀を知ることは、DXで成果を上げるためのヒントとなるだろう。

 日本を代表するプロフェッショナルCDO(最高デジタル責任者)の1人といえば、SOMPOホールディングスの楢崎浩一執行役専務だ。2022年3月末まで、同社のグループCDOを務めていた。社会人スタートは三菱商事。情報通信・デジタル分野でビジネスを推進し、米国シリコンバレーに駐在。「課題解決のために自分の信じる道を突き進もう」と決意し、商社マンを卒業した。米国スタートアップの経営者としての道を歩んだ後、再び日本の老舗大企業SOMPOホールディングスに移籍し、CDOの要職に就いた。

楢崎 浩一(ならさき こういち)氏
SOMPOホールディングス デジタル事業オーナー 執行役専務
楢崎 浩一(ならさき こういち)氏 1981年、三菱商事入社。情報通信・デジタル分野のビジネスやプロジェクトを数多く立ち上げ、1990年代後半、米シリコンバレーに駐在。ベンチャービジネスの魅力に惹かれ、2000年に現地で転職後、5社のソフトウエアスタートアップでCEO(最高経営責任者)、COO(最高執行責任者)などとして事業開発や経営に携わり、シリコンバレーに通算12年在住。2016年5月、SOMPOホールディングスに入社し、グループCDO(最高デジタル責任者) 執行役員就任、2019年11月Palantir Technologies Japan代表取締役CEO就任。2021年4月からグループCDO 執行役専務およびデジタル新事業ユニットのオーナー・最高責任者、同年7月からはデジタル新事業の中核会社「SOMPO Light Vortex」のCEO就任。2022年4月より現職。

 スタートアップ時代は、「給与の遅配」や「税金の分納」など苦労は多かったという。それでも持ち前の明るさで、ピーター・ティールやイーロン・マスクなど米国の著名起業家の多くと親交を持ち、自己研鑽を続け、様々なスキルを習得した。

 「飽きっぽくて好奇心が旺盛」と自己分析する楢崎氏。今の役職からは想像もつかないほど山あり谷ありの人生だ。「成功するためにも早く失敗する」、「あともう少しで結果が出ると自分の進化を信じて突き進む」をモットーに、変革をけん引する。日経BPが運営する会員組織「ITイノベーターズ」のエグゼクティブメンバーでもある楢崎氏の仕事の流儀を知れば、3日後には今とは違う自分に出会えるはずだ。

対談の様子。動画は次ページでご覧いただけます
対談の様子。動画は次ページでご覧いただけます
(撮影:村田 和聡)
  • Chapter1:三菱商事に入社、「この分厚い資料は絶対に読むな」という上司命令
  • Chapter2:禁断の書を内緒で読み込み、大型受注につなげる
  • Chapter3:出資した米国通信会社を潰す、くやしさと寂しさ
  • Chapter4:シリコンバレーへ、使命は新事業の立ち上げ
  • Chapter5:多くの著名起業家との出会い、ピーター・ティール氏はグッドリスナー
  • chapter6:「やろうぜ」と盛り上がっても、本社が理解してくれず
  • Chapter7:課題解決のために自分の信じる道を突き進もう、商社マンを辞める
  • Chapter8:給与の遅配や税金の分割払い、スタートアップ時代の苦労と後悔
  • Chapter9:成功するためにも早く失敗する、数多くやる
  • Chapter10:減点主義ではなく、チャレンジしたら評価しよう
  • Chapter11:「あともう少しで結果が出る」、自分の進化を信じる

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