DX分野で活躍するCIO(最高情報責任者)、CDO(最高デジタル責任者)などのデジタル変革リーダーやIT企業のキーパーソンを「賢者」として招き、仕事の成功・失敗について、MCの戸川尚樹(日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボ所長)との対談によって振り返るトークショー。賢者の流儀を知ることは、DXで成果を上げるためのヒントとなるだろう。
アクサ生命保険の執行役員 チーフデータオフィサー(CDO)として、データやブランド、カスタマーエクスペリエンスを統括する齋藤裕美氏。デジタル戦略の推進やデジタルマーケティングの業務に約20年従事している同氏の経歴は“異色”だ。
齋藤 裕美(さいとう ゆみ)氏
アクサ生命保険 執行役員 デジタル&マーケティング本部長 兼 チーフデータオフィサー
アクサ生命保険 執行役員 デジタル&マーケティング本部長 兼 チーフデータオフィサー

大学卒業後の最初の8年間で転職は4回。転職の過程で様々なマネジメント手法を知り、師匠と呼べる人物は5人いるという。出産・育児をきっかけに、自身の仕事のスタイルを変え、「ほぼノー残業でも生産性は3倍になった」と振り返る。
日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボが運営する会員組織「ITイノベーターズ」のエグゼクティブメンバーでもある齋藤裕美氏の仕事の流儀とは。これまでのキャリアやデジタルトランスフォーメーション(DX)で成果を上げるために大切なことについて語ってもらった。
- Chapter1:「このままでは成長できない」と焦る
- Chapter2:優れた上司の共通点、「情報公開と心理的安全性」
- Chapter3:サイバーエージェント時代、28歳でシステム部長
- Chapter4:「背中を見せる」だけではダメ、周囲を巻き込む
- Chapter5:出産・育児を機に仕事のスタイルを変える
- Chapter6:保険のネット申し込みサイト、正攻法で構築
- Chapter7:DXの95%は地道で泥臭い仕事
- Chapter8:アクサ生命の最初の仕事で「ダメ出し」される
- Chapter9:キーパーソン20人とじっくり対話、課題や期待を知る
- Chapter10:「成長しなきゃ病」、仕事でワクワクしていたい