DX分野で活躍するCIO(最高情報責任者)、CDO(最高デジタル責任者)などのデジタル変革リーダーやIT企業のキーパーソンを「賢者」として招き、仕事の成功・失敗について、MCの戸川尚樹(日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボ所長)との対談によって振り返るトークショー。賢者の流儀を知ることは、DXで成果を上げるためのヒントとなるだろう。

 三菱ケミカル時代に、老朽化したITシステムの再構築やIT組織の強化などを加速させるため、グローバルでのシステム統合やITガバナンスの確立を牽引した板野則弘氏。その手腕を買われ、2021年4月1日に三菱マテリアルに電撃移籍し、同社のCIO(最高情報責任者)に就任した。

板野 則弘(いたの のりひろ)氏
三菱マテリアル 執行役員 CIO システム戦略部長
板野 則弘(いたの のりひろ)氏 1989年三菱化成(現・三菱ケミカル)入社。生産技術部門(現・岡山事業所)を経て、生産技術拠点立ち上げのため、米国シリコンバレーに駐在。帰国後、2000年に情報システム部に異動し、ビジネスへのIT活用(Eビジネス)を推進。2012年三菱化学(現三菱ケミカル)情報システム部長、2015年三菱ケミカルホールディングス情報システム室長。2018年10月より三菱ケミカルの情報システム部長に就き、DX推進プロジェクトマネジャーも兼任した。2021年4月1日に三菱マテリアルに移籍し、現職。

 生産技術のエンジニアとしてキャリアをスタートさせた板野氏。その後、情報システム部員へとキャリアチェンジした理由。「日本のことを知らない」と痛感させられた米国シリコンバレー時代。eマーケットプレイスによって、日本の化学業界を変革しようと2000年から約6年間、力を尽くしたものの、その夢がかなわなかったエピソード…。

 変革のためにはもっと人間を深く知る必要がある――。これが、日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボが運営する会員組織「ITイノベーターズ」のエグゼクティブメンバーでもある板野氏がこれまでの経験で得た教訓だ。「アウェアネス(気づき)とコンパッション(思いやり)を大事に仕事に取り組む」と言う板野氏のキャリアや仕事の流儀を見てみよう。

対談の様子。動画は次ページでご覧いただけます
対談の様子。動画は次ページでご覧いただけます
(撮影:村田 和聡)
  • Chapter1:最初は生産技術分野のエンジニア
  • Chapter2:生産技術拠点を立ち上げるため米国に駐在
  • Chapter3:「日本のことをいかに知らないか」に気づく
  • Chapter4:「ITをビジネスに生かしたい」、システム部門へ移籍
  • Chapter5:化学業界向けEC(電子商取引)の実現に腐心
  • Chapter6:DXで最も難しいのは実装・運用すること
  • Chapter7:日本の製造現場のオペレーションレベルはかなり高い
  • Chapter8:マインドフルネスやリベラルアーツを学ぶ理由
  • Chapter9:技術だけでなく、人間のことをもっと深く知ることが必要
  • Chapter10:アウェアネス(気づき)とコンパッション(思いやり)を大事に
  • Chapter11:今ハマっているのは縄文時代の研究

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