DX分野で活躍するCIO(最高情報責任者)、CDO(最高デジタル責任者)などのデジタル変革リーダーやIT企業のキーパーソンを「賢者」として招き、仕事の成功・失敗について、MCの戸川尚樹(日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボ所長)との対談によって振り返るトークショー。賢者の流儀を知ることは、DXで成果を上げるためのヒントとなるだろう。

 経済産業省と東京証券取引所が選ぶ2020年の「DXグランプリ」を受賞したトラスコ中山。機械工具商社であるトラスコ中山でデジタルトランスフォーメーション(DX)を牽引するのが、事実上のCDO(最高デジタル責任者)・CIO(最高情報責任者)である数見篤取締役だ。

数見 篤(かずみ あつし)氏
トラスコ中山 取締役 経営管理本部長 兼 デジタル戦略本部長
数見 篤(かずみ あつし)氏 1993年トラスコ中山に入社。約20年、営業畑を一貫して歩み、土浦営業所長、金沢営業所長を務め、2006年大阪支店長に就く。2010年にカタログ・メディア課長、2013年にeコマース営業部長、2014年にeビジネス営業部長。2017年から執行役員情報システム部長としてシステム部門を率いる。2019年に取締役情報システム本部長、2020年に取締役経営管理本部長 兼 デジタル戦略本部長 兼 デジタル推進部長、2021年から現職。

 入社以来、約20年営業畑を歩んできた数見氏。順調に昇進していたものの、想定外の人事異動を経験し、多少の挫折感を味わった。だが、それが転機になった。「キャリアプランなど考えずに目の前の仕事に打ち込んだ」ことで、プロジェクトマネジメントスキルを磨いた。その後も新しいビジネスモデル構築の仕事を任され、「異部門連携」という変革の要諦を現場で体得した。

 「変革は必要だが、自社の欠点ばかりに目を向けるのではなく、いいところに目を向けることが大切」と言う数見氏。「斜に構えず、会社のことを好きになったほうが良い仕事ができる」とも。日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボが運営する会員組織「ITイノベーターズ」のエグゼクティブメンバーでもある数見氏の仕事の流儀を知れば、今よりも前向きな気持ちになれるはずだ。

対談の様子。動画は次ページでご覧いただけます
対談の様子。動画は次ページでご覧いただけます
(撮影:村田 和聡)
  • Chapter1:営業の仕事を志望して入社
  • Chapter2:「売り込む」よりも「顧客の話をきちんと聞く」を大切に
  • Chapter3:お客さんに頼りにされることに喜びを感じる
  • Chapter4:29歳で所長、営業畑で順調に昇進していたものの…
  • Chapter5:転機となった異動、PM(プロジェクトマネジメント)スキルを習得
  • Chapter6:キャリアプランなどなかった、目の前の仕事に打ち込む
  • Chapter7:新しい仕組み作りの進め方、異部門連携の重要性を体感
  • Chapter8:部下の失敗とどう向き合うか、部長時代に苦労したこと
  • Chapter9:役員が従業員から評価される人事制度、「役員でも安泰」はなし
  • Chapter10:システム部長に就任、驚きの異動に戸惑うもワクワク感あり
  • Chapter11:まずはシステムの仕事の大変さを理解、「変革せよ」だけでは動かない
  • Chapter12:DX推進はシステム部門と他部門との連携が不可欠
  • Chapter13:自社の「いいところ」をもっと知り、変革を進めるべし
  • Chapter14:斜に構えるより、会社のことを好きになったほうがいい

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