Web会議でよく問題になるのが雑音だ。参加者のうち1人でもマイクでキーボードの打鍵音や生活音、近隣の騒音などを拾ってしまうと、声を聞き取りにくくなるうえに集中がそがれる。2~3人程度の少人数の会議なら大した影響はないが、人数が増えるほど、多様な雑音が混じって会議が混乱することになる。

 キーボードを打ちながらWeb会議をしていると、パソコンのマイクはカタカタという打鍵音を拾いやすい。列車や救急車などの音も、やはりマイクが拾ってしまう。

 そこで役立つのが、Microsoft Teamsの「ノイズ抑制」機能だ。日本マイクロソフトの春日井良隆Microsoft 365ビジネス本部プロダクト マーケティング マネージャーは「人の声以外の周波数の音をノイズとして聞こえにくくする。救急車のサイレンの音などはほとんど聞こえなくなり、Web会議の参加者が余計な音に煩わされずに済む」と言う。

「ノイズ抑制」で雑音をカット

 ノイズ抑制は2021年3月下旬時点で、Windows版Teamsアプリのみが備えている。ノイズ抑制の設定をするには、Teamsの画面の上部にある自分の顔アイコン(未登録の場合は「清直」など名前の一部の文字)をクリックし、表示されたメニューから「設定」を選ぶ。

Teamsの設定画面の出し方
(出所:日経クロステック)
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 「デバイス」のメニュー項目で「ノイズ抑制」の設定ができる。

Teamsの設定画面で「ノイズ抑制」の設定をするところ
(出所:日経クロステック)
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 初期設定は「自動」で、標準レベルのノイズ抑制が働く。「高」にすると、より強くノイズ抑制が働くが、その分だけ話し声の音質も損なわれがちだ。「低」にすると、パソコンの冷却ファンのような比較的音量の小さくて継続的なノイズのみ除去する。BGMや居場所の雰囲気をあえて伝えたい場合には有効かもしれない。「オフ」も選択できる。

 ノイズ抑制は原則として声以外の音を抑制する機能だ。話者の声の周波数に近い音は抑制されない。例えば、周囲で子供などの家族が話していたり、犬が鳴いていたりしても、抑制が利かない場合がある。

 音の問題を改善するには、Teamsの機能以前に、マイクを見直すのもいいだろう。パソコンやスマホの内蔵マイクを使うのではなく、イヤホンマイクやヘッドセットなどをケーブルやBluetoothで接続して、口の近くにマイクが来るようにするだけでもかなり改善される。市販のイヤホンマイクやヘッドセットのなかには単体でノイズ抑制機能を備えているものもあるので、うまく活用したい。

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