ネットワークの構築や保守、監視、トラブル対応など、ネットワーク管理者の仕事は多く負荷が高い。そうしたネットワーク管理者の作業を手助けするグッズやアプリケーション(ソフトウエア)が数多く登場している。中には100均グッズ(100円ショップの商品)や無料で使えるアプリケーションもある。

 そこでネットワーク管理に役立つグッズやアプリを厳選して紹介する。導入しやすいように、無料あるいは低価格の製品を中心に集めた。ぜひ日々の業務に活用していただきたい。

ループ接続を防ぐ

 ネットワークトラブルの主な原因の1つに、LANケーブルをリング状につなぐ「ループ接続」がある。ループ接続すると、レイヤー2(L2)スイッチが送り出したブロードキャストフレームが再びL2スイッチに戻ってくる。こうしてLANでフレームが回り続ける「ブロードキャストストーム」が発生してしまう。ブロードキャストストームが発生すると、LAN全体がダウンするトラブルにつながる。

ネットワークトラブルの主な原因になるループ接続
ネットワークトラブルの主な原因になるループ接続
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 現在、ループ接続を未然に防ぐ製品が多数販売されている。100均グッズにも、ループ接続の防止に役立つ製品がある。

100均グッズでラベリング

 ループ接続の主な原因は、社員が勝手にLANケーブルを接続してしまうことである。例えば、ネットワークに詳しくない社員が余っているLANケーブルをLANスイッチ(以下、スイッチ)の空いているポートに勝手に挿し込むことでループ接続が発生する。

 オフィスのレイアウト変更などがあった場合、スイッチからLANケーブルを取り外して再接続するといったことはよくある。障害発生時に原因を特定するためにLANケーブルを抜き差しすることもあるだろう。

 こういった場合、LANケーブルの本数が増えてくると、どのLANケーブルがどのスイッチにつながっていたのか分かりづらくなる。その結果、挿し間違いが発生する可能性が高まる。

 そこで挿し間違いを防ぐ方法として有効なのがラベリングである。番号や接続先の機器名などを書き込んだラベルをLANケーブルに付けて、挿し間違いを防止する。

 一般に大規模ネットワークやデータセンターでは、専用の回転ラベルや名札型ラベルなどを使用してラベリングする。回転ラベルはセロハンなどで作られることが多く、汚れにも強く耐久性がある。ただし比較的高価である。

 単に印を付けるだけなら100均グッズでも可能だ。耐久性は専用のラベルに劣るものの、安価に購入できる。例えば、鉛筆などに貼る名前シールが使える。シールに接続先のスイッチの名前を記入し、LANケーブルに貼り付ける。

LANケーブルの挿し間違いを防ぐ「シールやタグ」の例
LANケーブルの挿し間違いを防ぐ「シールやタグ」の例
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タグを取り付けた様子
タグを取り付けた様子
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 また家電用の電源ケーブルに付けるタグを流用する方法もある。これには「MONITOR」や「TV」といった名前があらかじめ印字されているが、無地のシールも付属している。シールにスイッチの名前などを記入してタグに貼り付ければ、LANケーブルのラベリングに利用できる。

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