日本国内では2020年3月に第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスが開始された。2021年現在、その次の世代となる「第6世代移動通信システム(6G)」への関心が世界中で高まっている。そこでこの特集では、6Gに至るまでの移動通信システムの進化、6Gの標準化スケジュール、要求条件やユースケース、要素技術を詳しく解説する。

 5Gは地方創生や地域課題解決に向けた重要技術として期待されている。その恩恵を受けられる通信エリアをあらゆる場所に拡張していくことが6Gの重要課題である。

 これまでの移動通信ネットワークでは十分にカバーできなかった空・海・宇宙を含むあらゆる場所へのカバレッジ拡張の実現に向けては、通信衛星や「高高度プラットフォーム(HAPS)」を用いた非陸上ネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Network)技術が着目されている。これにより、ドローンや空飛ぶクルマ、船舶、宇宙ステーションなどとの通信が可能になる。また、通常の電波がほとんど飛ばない海中での無線通信の研究も進んでいる。

空・海・宇宙へのカバレッジ拡張イメージ
空・海・宇宙へのカバレッジ拡張イメージ
NTTドコモの資料に基づき作成
[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。