4月も半ばになると、職場によってはそろそろ新人が配属されます。雑談を通じて、緊張している新人の気持ちをほぐし、職場になじみやすくしたい。しかし、いざとなるとどんな会話をしてよいか分からない――。よくある悩みです。

 ハラスメントやプライバシー侵害にならないかなど、昔より会話の中身に気を使うことも増えています。それを負担に感じ、気が重い人もいるでしょう。

 今回は、お薦めの雑談ネタをご紹介します。話題に困ったときに活用してみてください。

業務外の雑談は難しい

 職場での雑談は、大きく2つに分けられます。業務に関する雑談と、業務外の雑談です。

 雑談と聞いて多くの人がイメージするのは、業務外の雑談です。趣味や好きなスポーツに関する話が代表例です。嗜好が合えばいいのですが、自分の話に全く興味を持ってもらえない場合、会話は続きません。10歳以上年下の新人に無理やり話を合わせようとしても、相手には違和感しか残らないことがあります。

 業務に関する雑談はどうでしょうか。先輩社員がよく持ち出す話題は、職場での人間関係や、自身の社内での経歴などです。いずれも自分や同僚の個人的な話になる可能性が高く、配属されたばかりの新人が興味を持てるとは限りません。いきなり先輩社員の個人的な話をされて戸惑う新人もいるかもしれません。

 筆者が先輩社員にお薦めするのは、次の3つの話題です。「失敗談」「自分の新人時代」「部内事情」です。それぞれについて説明しましょう。

失敗談と成功の秘訣を話す

 最も簡単なのは「失敗談」でしょう。これから新人が取り組む仕事について、過去の自分の失敗談を話すのです。脅さないように気をつけながら、失敗談を通して教訓を伝えます。

 その際、くれぐれも真面目に話すようにしましょう。茶化しながら話すと、面白いエピソードとして聞いたほうがよいのか、教訓として捉えたらよいのか、新人は判断がつかないからです。

 失敗談を話すときは、成功の秘訣も併せて伝えます。「そんなことをすると、自分で考えて工夫する力、失敗から学び取る力がつかなくなるのでは」という考え方もありますが、あまり気にする必要はありません。

 まずは秘訣を教えて成功体験を積むことで自信をつけ、気持ちの余裕を持てるようにすることが重要です。それができるようになってから、自分で考えて実行し、成功・失敗体験を積みながら学んでいけばよいのです。

 新人の指導でよくあるのが「自分で考えてやってみて」といきなり自力で取り組ませるケースです。そう言われても、知識も経験もない新人は「何を考えて、何をすればよいか分からない」と困ってしまいます。いたずらに混乱や不安を与えるよりも、まずは成功の秘訣を伝えてあげましょう。

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