テレワークの普及などでワークスタイルは大きく変化し、多様化しつつある。業務改善や作業効率化の実現手法も、従来と異なりバリエーションも増えるはずだ。今後はより多くの人が「自分の仕事環境において、ITツールやサービス、デバイスをどう使いこなせば業務を改善したり作業を効率化したりできるか」を考える必要があるだろう。

 本連載ではこうした「自分自身のDX(デジタルトランスフォーメーション)」をテーマに、お薦めのアプリやデバイス、ネットサービスの活用法や活用のヒントを紹介していく。第1回となる今回は、音声入力について考えてみよう。

 在宅勤務とオフィス勤務のいずれでも、キーボードで文章を入力している人は多いはずだ。この入力作業、長時間に及ぶと手や肩に負担がかかる。この負担を何とか減らしたいと考えている人もいるだろう。そんな人に試してほしいのが音声入力である。

 音声入力に「認識率が今ひとつで実用的ではない」という印象を持っている人もいるかもしれない。しかし今は、うまく使えばタイピングよりも快適にテキスト入力ができるケースもある。別の言い方をすると「うまく使えるか」が音声入力の実用度を左右するわけだ。

 今回は、Windows、iPhone、Androidの音声入力で快適にテキストを入力するコツを紹介していく。

Windows 11で使いやすくなった音声入力

 まずWindowsの音声入力を紹介しよう。

 実は、Windows 11で音声入力はかなり使いやすくなっている。「Win+H」キーを押すと音声入力機能が起動し、しゃべった内容がどんどんテキストになっていくのだ。起動後は「Win+H」キーを押すたびに、音声入力を開始またはストップできる。なおしばらく音声入力がないと自動的にストップする。

Windows 11では音声入力が使いやすくなっている
Windows 11では音声入力が使いやすくなっている
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メールの文面なども音声で入力できる
メールの文面なども音声で入力できる
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 入力のコツとして、まず2つの方法を使い分けることを提案したい。ひとつは、ミスを無視してどんどん音声入力していき、あとから内容が読み取れないレベルの間違いだけ修正する方法だ。この方法は覚え書きやアイデアの記録などに向いている。自分だけが読む文書なら、多少の誤表記があっても内容がわかればいいと考えよう。

アイデアの記録に音声入力を使った例。多少の誤表記があっても内容が分かれば問題ないだろう
アイデアの記録に音声入力を使った例。多少の誤表記があっても内容が分かれば問題ないだろう
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 もうひとつは、誤認識をその場で修正していく方法である。書類作成やメールの入力などはこの方法がいいだろう。これらはほかの人に見せたり送ったりするものなので、誤表記が残っているのはいただけない。この方法はキーボードを併用する。音声入力中に誤認識があったらキーボードで修正するわけだ。音声入力を再開するには、再び「Win+H」を押せばよい。

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