
(出所:123RF)
主に非金融の事業会社が自社サービスに金融機能を埋め込む「エンベデッドファイナンス(組み込み型金融)」の動きが勢いづいている。代表格がヤマダホールディングスやNTTドコモだ。これまで事業会社が金融分野に本格参入しようとすれば、グループ内に銀行などを新設するケースが一般的だった。だが、エンベデッドファイナンスがその「常識」を変え、その波は既存金融機関の存在意義も揺るがしている。
主に非金融の事業会社が自社サービスに金融機能を埋め込む「エンベデッドファイナンス(組み込み型金融)」の動きが勢いづいている。代表格がヤマダホールディングスやNTTドコモだ。これまで事業会社が金融分野に本格参入しようとすれば、グループ内に銀行などを新設するケースが一般的だった。だが、エンベデッドファイナンスがその「常識」を変え、その波は既存金融機関の存在意義も揺るがしている。
企業が自社サービスに金融機能を組み込む「エンベデッドファイナンス(組み込み型金融)」を展開するうえで欠かせないのが、ライセンスホルダーやイネーブラーと呼ばれる「黒子」の存在だ。日本ではライセンスホルダーやイネーブラーとして、ネット銀行やFinTech企業が存在感を高めている。
一般の事業会社が「エンベデッドファイナンス(組み込み型金融)」を活用し、自社サービスに金融機能を持たせる事例が増えている。従来は自ら銀行免許などを取得し、参入する形が一般的だったが、エンベデッドファイナンスの台頭でこうした「常識」は崩れ始めた。