W.S.C. Sports Technologies Ltd.への出資について

 

 株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:稲川尚之)は、同社の運用するファンドを通じて、AIと機械学習を用いてスポーツ映像から自動でハイライト動画をニアリアルタイムに生成し、あらゆるデジタルメディアに配信可能なプラットフォームを展開するイスラエルのベンチャー企業W.S.C. Sports Technologies Ltd.(以下、WSC Sports)に対して出資を行いました。

1.出資の概要

 NTTドコモ・ベンチャーズは同社が運用するファンドを通じ、WSC Sportsが実施する第三者割当によりWSC Sportsの株式を取得しました。

2.出資の背景

 WSC Sportsが提供するAIハイライト動画プラットフォームは、スポーツ中継の音声や映像、データを分析し、試合における各選手のプレーをはじめとしたあらゆる出来事を識別することで、対象とする選手やシーンなど様々な条件に応じたハイライト動画を生成します。また、WebやSNSなど多様なデジタルメディアにそのまま配信できるため、消費者のニーズに応じた高品質なハイライト動画をスポーツ中継と連動しながら即座に生成し、幅広く発信することが可能となります。

 WSC Sportsのプラットフォームは、デジタルメディアを活用したファンエンゲージメントの向上や新たなファンの獲得を目指すスポーツチームやリーグに加え、メディア価値の最大化に関心のある放送事業者などから高い評価を受けています。その実績として、米国のプロバスケットボールリーグ(NBA)や、ドイツのプロサッカーリーグであるBundesliga、北米プロゴルフツアー運営団体PGA Tour、米国の総合メディア企業であるWarnerMediaなど、世界有数のプロリーグやチーム、放送事業者などに数多く採用されており、2018年には17,000を超えるスポーツ映像を解析し、850,000以上のハイライト動画を生成しました。

 スマートフォンにおけるスポーツコンテンツとして、ハイライト映像は今後も高い需要が予測されており(※1)、WSC Sportsのソリューションは日本を含めたグローバルでの成長が期待できます。さらに、新たなスポーツ観戦体感の創出などNTTグループが取り組むスポーツ分野での取り組みとの親和性が高く、これらの分野に対して新たな価値創造に貢献するものと期待して、今回の出資に至りました。

  ※1 PwCスポーツ産業調査2018 https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/2019/assets/pdf/sports1903.pdf