こまやかな表情変化を高精度に検出するAI表情認識技術を開発

遠隔でのモニタリングなどにおいて、相手の気持ちから現れるわずかな表情の変化を検知

 

 株式会社富士通研究所(注1)(以下、富士通研究所)とFujitsu Laboratories of America Inc.(注2)(以下、米国富士通研究所)は、このたび、Carnegie Mellon University School of Computer Science(注3)(以下、カーネギーメロン大学コンピューターサイエンス学部)と共同で、こまやかな表情の変化を高精度に検出可能なAI表情認識技術を開発しました。

 これまでも、表情筋の動きから表情変化を捉える手法は使われてきましたが、様々な動作の中の顔から検出モデルを学習するには膨大なデータが必要になるため、精度に問題がありました。今回、例えば斜めを向いている顔に対しても、顔を正面から撮影した基準となる画像に近づくように補正を行う技術により、小規模なデータで検出モデルを学習することができます。これにより、普段の動作で生じる様々な顔の向きや角度においても、苦笑いや喜びの驚き、戸惑いを感じた際などのこまやかな表情変化を高精度に検出できます。

 本技術により、わずかな相手の反応を顔の表情の変化から検知することが可能になり、遠隔業務でのコミュニケーションや、ドライバーや工場作業者のモニタリングなどへの適用が期待できます。

■開発の背景

 近年、顔映像から表情変化を捉え、人の感情を推定する技術が注目されています。これまでは、喜怒哀楽など、口角や目じりが大きく動く明確な表情変化を対象とした技術が開発され、撮影動画のハイライトシーンの自動抽出や人の感情に応じて動作を変える応対ロボットなどの用途で実用化されています。今後は、医療分野における患者の様子の観察や、マーケティングにおける顧客の商品に対する反応の分析など、様々な場面での高度な活用が期待されています。

 ※以下は添付リリースを参照

 

 

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添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0521245_01.pdf