KMD、デンマーク企業の有する犠牲者情報管理・照合ソフトウェア事業を買収

〜グローバルでのパブリックセーフティ事業を強化〜

 

 NECの子会社でデンマーク最大手のIT企業であるKMDは、同国のソフトウェア企業であるPlass Data(プラスデータ、注1)の犠牲者情報管理・照合ソフトウェア事業を買収しました。

 大規模な地震や津波、航空機事故やテロ事件などが発生した際、犠牲者は複数の国籍にわたることが多いため、迅速かつ簡単に使用でき、また標準化された情報共有の方法が求められます。このたびKMDが買収するPlass Dataのソフトウェアは、災害、事故、事件による犠牲者や行方不明者の情報(歯科診療情報、DNA、指紋、レントゲン写真、顔写真など)を管理・照合する機能を有しています。本ソフトウェアはこれまで、国際刑事警察機構(インターポール)やデンマーク、ノルウェー、オランダ、オーストラリア、南アフリカ、カナダ警察など世界25以上の機関で導入されており、様々な事案(注2)で使用されてきました。

 今回の買収によりKMDは、生体認証を中心に世界各国で顧客基盤を有するNECと協力して政府機関や団体向けに本ソフトウェアを提供し、グローバルでのパブリックセーフティ事業を強化します。

 NECは2020年度までの3カ年の中期経営計画「2020中期経営計画」においてセーフティ事業をグローバルでの成長エンジンに位置づけ、ソフトウェアプラットフォームを活用したサービス型ビジネスへの転換を進めています。またKMDは中央・地方政府向けソリューション事業に強みを有しており、買収による製品ラインアップおよび顧客基盤の強化に取り組んでいます。今後も両社はM&Aや協業を通じてソリューションを強化し、事業を拡大していきます。

以上

 (注1) Plass Data Software A/S、本社:デンマーク・ホルベック、CEO:Karsten Hector

 (注2) 2005年にタイを襲った津波、2009年エールフランス航空機大西洋墜落事故、2014年マレーシア航空機ウクライナ東部撃墜事件など