日本無線とビー・ビー・バックボーン、

sXGPに対応した「可搬型プライベートネットワークシステム」のアプリケーション動作確認を実施

〜災害などの緊急事態に効果的に対処できるプライベートネットワーク構築を目指して試験開始〜

 

 日本無線株式会社(本社:東京都中野区、以下JRC)とビー・ビー・バックボーン株式会社(本社:東京都港区、以下BBバックボーン)は、1.9GHzの周波数帯を使用した自営通信用TD-LTE規格(注1)であるsXGP(注2)に対応した「可搬型プライベートネットワークシステム(以下本システム)」を試作し、本システム上で音声通話を含むアプリケーション等の動作確認を実施しました。

 2017年10月の制度改正で実用が可能になったsXGPは、通信キャリアで使用されているLTEの通信品質と実績、免許不要で利用可能な簡便さなどから、新しいプライベートネットワークの通信方式として普及が期待されています。

 JRCとBBバックボーンは、近年の自然災害を始めとした緊急事態に迅速に対処するため公衆のキャリアネットワークとは異なる専用の通信環境によるネットワークの冗長化が必要という考えの下、sXGPの特性と可搬性を兼ね備えたシステムの検討を進めてきました。

 本システムの想定ユーザーと想定利用ケースは以下の通りです。

<想定ユーザー>

 ・地方自治体

 ・消防/警察

 ・建設会社

 ・イベント主催者

<想定利用ケース>

 ・公衆回線が圏外になる、輻輳する可能性のある現場

 ・災害現場

 ・工事現場

 ・イベント会場

 今回試作した本システムと、動作確認試験の概要は以下の通りです。

<試作品>

 ※試作品画像は添付の関連資料を参照

<動作確認試験の結果>

 ・音声通話試験(VoIP/PTT):良好

 ・データ通信試験(ブラウザ等):良好

 各社の具体的な役割は以下の通りです。

 ○JRC:可搬型キットの提供、EPC(コア装置)の提供

 ○BBバックボーン:sXGP対応アクセスポイントやスマートフォン、SIMカードの提供

 今回の動作確認試験の結果から、緊急対応が必要な場面でsXGPを活用することで「どこでも、誰でも、迅速かつ簡単」にキャリアグレードのプライベートネットワークの構築と利用ができることを確認しました。

 近年増加している広域な自然災害など緊急事態に効果的に対処できるなど、市場のニーズに応える製品の開発を検討いたします。

 (注1)TD-LTE規格:3GPPで標準化されたLTEの通信規格の一つ。端末と基地局間の上り/下りの通信を、同一の周波数帯で時間帯によって分割する。

 (注2)sXGP(shared eXtended Global Platform):伝送距離 数十メートルから数百メートル程度、伝送レート(共有) 十数Mbps程度時分割多重によるLTE方式(TD-LTE)を採用。

以上

 

 

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

試作品画像

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0537555_01.jpg