日立とアクセリードが次世代バイオ医薬品の早期創出に貢献するソリューションの共同開発に合意

次世代バイオ医薬品の開発最適化をデジタル技術と創薬プラットフォームで支える

 株式会社日立製作所(執行役社長兼 CEO:東原 敏昭/以下、日立)とアクセリード株式会社(代表取締役社長:藤澤 朋行/以下、アクセリード)は、次世代バイオ医薬品の開発最適化をデジタル技術と創薬プラットフォームで支えるソリューション開発に関する包括的連携で合意しました。また、日立は株式会社ウィズ・パートナーズ(代表取締役社長:松村 淳/以下、ウィズ・パートナーズ)が運営し、アクセリードを主たる投資先とした創薬維新投資事業有限責任組合(以下、創薬維新ファンド)に出資しました。

 ライフサイエンスの発展に伴い、よりピンポイントで効果のある医薬品として遺伝子、細胞といった新しい創薬モダリティ(*1)による次世代バイオ医薬品の実用化が進んでいます。今回のCOVID-19に対するワクチンや治療薬の早期開発にもこれらの新しい創薬モダリティが貢献しています。

 一方で、次世代バイオ医薬品は低分子医薬品よりも開発・製造費用が高い、またその性質上、製品の安定性、有効性期間が短い、製品寿命が短い、少量多品種の開発・製造が必要になるなど、製薬企業の開発・製造コストやリスクが大きくなる傾向があります。

 今回の連携において、両社は次世代バイオ医薬品の早期創出をデジタル技術と創薬プラットフォームで支えるソリューションを開発し、これらの開発や製造に関わる事業者等を支援します。また、次世代バイオ医薬品の研究開発や生産技術に通じた専門人材の育成を共同で進めます。

 日立は、自ら製造業として長年培ってきたOTとIT、プロダクトを融合し、デジタルイノベーションを加速するLumadaを活用したソリューションを多くの企業に提供しています。また、再生医療の分野では、iPS細胞大量自動培養装置や細胞培養加工施設、製造管理システム、安全キャビネットなどをお客さまのニーズに合わせて、製薬会社、研究機関に提供しています。

 アクセリードは2017年に武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)の創薬プラットフォーム事業を継承し、事業を開始した日本初の創薬ソリューションプロバイダーであるAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(ADDP社)を中核にした創薬プラットフォーム企業です。アクセリードは創薬維新ファンドからの出資を受け、製薬企業の水平分業を事業機会ととらえ、mRNA(*2)医薬品製造CDMO(*3)事業、DDS(*4)技術開発事業、治療薬開発事業にも進出し、創薬エコシステムを構築しています。

 今後、日立とアクセリードは、次世代バイオ医薬品による医療のイノベーションを通じて、人々のQoL(Quality of Life)の向上に寄与することをめざします。

 *1 創薬モダリティ:薬の作用機序と素材、治療手段の総称。

 *2 mRNA:メッセンジャーRNAの略で、タンパク質を作るための設計図。細胞の核内にあるDNAから作られ、タンパク質を作るのに利用された直後に分解される。

 *3 CDMO(Contract Development Manufacturing Organization):医薬品受託製造開発機関のことで、企業の委託を受け、医薬品製造のみならず開発まで代行する。

 *4 DDS(Drug Delivery System):体内での薬物分布を制御することで、薬物の効果を最大限に高め、副作用を最小限に抑えることを目的とした技術。

 ※以下は添付リリースを参照

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添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/608165/01_202104071646.pdf