ノキア、KDDIと日本初の液体冷却基地局ソリューションの実証実験を実施

革新的なエネルギー効率ソリューションで冷却機能の消費電力とCO2を大幅削減、持続可能性を促進

 ● ノキア独自の液体冷却ベースバンドソリューションにより、従来の空冷システムと比較して冷却機能の電力消費を70%以上削減

 ● KDDIでは、人工知能を活用してネットワーク全体の消費電力を最小化する「Nokia AVA」の試験運用も実施

 ● エネルギー効率化ソリューションである液体冷却技術対応AirScaleベースバンドとAVAは、ノキアが持続可能性と気候変動に対してコミットメントしたもう1つのマイルストーン

 エスポー(フィンランド) - ノキア(本社:フィンランド エスポー)は本日、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、以下、KDDI)との間で、独自の液体冷却AirScaleベースバンドソリューションを使った実証実験を実施することを発表しました。この実証実験でKDDIとノキアは、ベースバンド装置向けの冷却システムの消費電力を、従来の気体媒体を使用した空冷ソリューションと比較して70%以上削減できることを実証します。CO2排出量を80%削減できる機能を持つ熱再利用のオプションを導入することで、効率をさらに高めることができます。KDDIの持続可能性への取り組みと気候変動への取り組みをサポートする液体冷却ソリューションが日本で初めて実証実験の中で試験的に運用されます。

 従来の空気冷却システムは騒音が大きく、フィルター交換やガス交換などの定期的なメンテナンスが必要でしたが、ノキアの液体冷却ソリューションはほぼメンテナンス不要で、実質無音なため、テナントが入居している建物での使用に最適な製品です。ノキアの基地局の液体冷却装置機能は、熱が発生した部位で直接液体に取り込み、液体の循環によってその部位から熱を取り除きます。本装置は、冷却エネルギー関連のCO2排出量を70%以上削減することができます。

 KDDIはまた、ネットワークにおけるエネルギー消費量の増加に対応するため、AIを活用したエネルギー効率ソリューションとして、ノキアのNokia AVAを試験運用します。このソリューションは、総エネルギーコストを最大20%削減し、持続可能なエネルギー使用パターンへの移行をサポートします。Nokia AVAは、通信事業者の専門知識、AI、クラウドベースの提供を融合させて一貫性のあるエネルギー制御を実現し、エネルギー消費をトラフィックレベルに合わせて動的に調整しながら、優れたユーザ体験も維持します。

 ノキアは、テクノロジーを駆使してCO2排出量の削減に取り組んでいます。ノキアは、最新の科学に基づいた気候変動目標の一環として、1.5℃上昇の温暖化シナリオに沿って、2019年から2030年の間に二酸化炭素排出量を50%削減することをコミットしています。この目標は、自社の事業と製品群、物流、および電子機器製造における排出量を対象としています。ノキアは今回の実証実験の終了後も、CO2排出量削減ソリューションの研究開発に取り組んでいきます。

 ※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/612771/01_202106181420.pdf