NECソリューションイノベータ、川崎市で量子コンピュータを用いた交通流解析の実証実験を開始

〜 交通の課題解決により、安全で快適なまちづくりを支援 〜

 NECソリューションイノベータは、川崎市が提供する道路インフラにおける実証フィールドを使用し、量子コンピュータを用いた交通流解析により車両の動きをリアルタイムに把握するための実証実験を本年8月より実施します。

■社会的背景

 令和3年版の交通政策白書によると、2019年度の人の移動の7割強、貨物の輸送の9割が道路交通を利用しており、道路交通が非常に重要な役割を果たしている一方で、車両での移動時間の約4割を渋滞が占めていると公表されています。(注1)こうした問題を解決するために、2021年5月に政府が発表した第2次交通政策基本計画では、道路交通ビッグデータやAIを活用した渋滞対策の加速の必要性が謳われています。

■当社の取り組み

 NECソリューションイノベータでは、量子コンピュータを活用して、道路や交差点で移動する車両を撮影した画像からリアルタイムに車の流れを把握し、その状況に応じて信号の制御等で交通渋滞を解消する研究を行っています。近年、多数の物体の動きを把握する方法として、従来のコンピュータを用いた数理最適化(注2)の手法が用いられています。しかしながら、交通量が増えると計算時間が増大するため、渋滞など交通量の多い環境で多数の車を検出して動きを捉え、リアルタイムに車の流れを把握することは困難でした。そこで当社は、量子コンピュータで数理最適化を実行することで、交通量の多い環境においても、短時間で交通流を把握する研究を進めてきました。

 ※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/615061/01_202107211038.pdf