TIS、ブロックチェーン技術を活用した豊田通商の船舶向け燃料受発注を一元管理する業界初のクラウドサービス「BunkerNote」の構築を支援

〜ブロックチェーンによって情報の耐改ざん性・透明性を担保し、業務スピード(情報伝達スピード)を飛躍的に向上〜

 TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、豊田通商株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:貸谷 伊知郎、以下:豊田通商)のブロックチェーン技術を使った、船舶燃料業界初の船舶向け燃料受発注を一元管理するクラウドサービス「BunkerNote(バンカーノート)」の構築を支援したことを発表します。

 「BunkerNote」は、船舶燃料・舶用潤滑油・船用品の受発注、納品実績、請求情報の一元管理を行う内航船社、燃料サプライヤー、燃料配給船社向けに豊田通商が提供しているクラウドサービスです。これまで、紙ベースで行われていたバンカーオイルの商流をBlockchainを活用したプラットフォームで電子化することが可能になりました。

 一般的に文書の電子化は、紙に比べ内容の改ざんが容易なため「透明性」と「原本性」、「耐改ざん性」に課題があります。しかし、改ざんが非常に困難な仕組みであるブロックチェーンを使うことによって、紙文書の3つの特性を担保したまま情報を電子化し、業務スピード(情報伝達スピード)を飛躍的に向上させることができます。

 また「BunkerNote」では、多くの金融機関で実績のあるR3 HoldCo LLCのブロックチェーンプラットフォーム「Corda」を活用しています。一般的なブロックチェーン製品は、全てのユーザーにデータの「透明性」が適用されてしまいますが、R3 Cordaを利用することで取引当事者間のみで情報共有をすることができ、透明性と同時に「秘匿性」も担保し、ビジネスプライバシーの確保も実現できます。

 「BunkerNote」は、船舶・舶用機器のインターネット化(IoT)、ビッグデータを活用した安全性・効率性の高い船舶「IoT活用船」や、液化天然ガス等の環境に優しい代替燃料に対応した「代替燃料船」など先進船舶の導入等を促進するために国土交通省海事局が設けた「先進船舶導入等計画」に認定されています。

 2021年6月14日よりファーストステップであるデジタルBDN(※)サービスが稼働し、同年8月にセカンドステップの受発注管理プラットフォームが稼働予定です。

 ファーストステップでは、海上での補油業務において行われるBDN紙帳票への実績や署名作業を手書きから電子化し、海上作業の作業負荷を削減すると共に、BDNに記載されている情報の伝達速度と正確性を向上させています。セカンドステップでは、電話・FAX・メールなどで行われている船会社・燃料サプライヤ間の受発注、補油条件、請求のやり取りの電子化を追加し、コミュニケーションコスト抑制・正確性の向上を図ると共に、リアルタイムでの各取引の状況把握を可能にします。

 その結果、従来の方法からこのプラットフォームを導入することで、数日間かかっていたBDNの手書き郵送業務を補油当日に原票入手と大幅に短縮できるほか、各種取引情報をCSV形式で提供できるため、これまで紙から転記していたことによる手間やヒューマンエラーを削減できます。

 TISでは「BunkerNote」の研究開発において開発基盤とナレッジを活用して、受発注〜納入計画・指示〜請求までの業務をブロックチェーン上で契約を自動的に実行するスマートコントラクトを活用して構築しました。また、船上作業で利用されるタブレットアプリとブロックチェーンネットワークとの通信機能も担当しました。

 ※BDN(bunker delivery note)とは船舶燃料の納品受領書のこと。

<「BunkerNote」の全体イメージとTISの構築範囲>

 *添付の関連資料を参照

 *以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

<「BunkerNote」の全体イメージとTISの構築範囲>

https://release.nikkei.co.jp/attach/615558/01_202107291551.jpg

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/615558/02_202107291551.pdf