ケイデンス、検証IPのポートフォリオを拡充、
産業、自動車、ハイパースケールデータセンター、モバイルSoCの検証を加速
新製品によりSoCの高速かつ網羅的な検証および最新標準規格仕様の確認が可能に
ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下ケイデンス)は、6月1日(米国時間)、検証IP(VIP)の最新ソリューション15種の提供開始を発表しました。
これにより、デザインの検証を迅速かつ効率的に実行し、最新の標準規格プロトコルを検証することが可能になります。新しいCadence(R) VIP製品は、最新の業界標準規格であるLPDDR5x、MIPI(R) CSI-2(R) 4.0およびUFS 4.0、また最新のバージョンのUSB4、Arm(R) AMBA(R) 5 CHIおよびGDDRインターフェイスなどに対応し、次世代に向けた産業、自動車、ハイパースケールデータセンター、モバイル向けSoCの確実な開発を可能にします。
新しいケイデンスの検証IPは、極めて複雑なプロトコル仕様に対して網羅的な検証ソリューションを提供します。ケイデンスのユーザーは、バスファンクションモデル(BFM)、統合プロトコルチェック、カバレッジモデルとともに、すべての検証IPに対して一貫したAPIを使用することで、円滑に導入を進めることができます。新しい検証IPは以下のアプリケーションおよび仕様に対応します:
● 産業
◇ MIPI I3Csm 1.1
◇ MIPI CSI-2 4.0
◇ eUSB2 1.2
● モバイル
◇ MIPI A-PHYsm 1.0
◇ MIPI DSI-2sm 2.0
◇ Flash ONFI 5.0
◇ CAN XL
● ハイパースケールデータセンター
◇ CCIX 2.0
◇ AMBA CHIの最新バージョン
◇ GDDRの最新バージョン
● コンシューマーおよびモバイル
◇ DisplayPort 2.1
◇ Ethernet 5G
◇ LPDDR5x
◇ USB4の最新バージョン
◇ UFS 4.0
ケイデンスの検証IPソリューションには、網羅的なカバレッジモデルおよびテストケースとリンクし、仕様に準拠した検証プランを提供するCadence TripleCheck(TM)テクノロジーが含まれており、確実にインターフェイス仕様に準拠することが確認できます。また新しい検証IPは、SoCレベルのテストライブラリー、パフォーマンス解析、データおよびキャッシュのコヒーレンシーチェッカーを提供するCadence System-Level Verification IP(System VIP)にも対応しています。
※以下は添付リリースを参照
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添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/633554/01_202206021048.pdf