ITなくして企業活動は成り立たない今日、“資産”である業務データを確実に保護する必要がある。しかし、トラブルに直面しないとその重要性を認識できないのも事実だ。財務を核とした包括的なマネジメントシステムを提供する株式会社ミロク情報サービス(以下、MJS)では、顧客企業の業務継続性確保までをビジネススコープと考え、データ保護を強力に推奨するとともにトータルサポートを提供している。同社に、中堅・中小企業で実際に起こったデータ保護に関するトラブルとその対処法を伺った。

ビジネスを止める “ありがちトラブル”トップ3

株式会社ミロク情報サービス
製品開発・サポート本部
サポートセンター
HW・NW保守グループ 係長
児玉 仁 氏

 企業のデジタルトランスフォーメーションが叫ばれている。ITなくして企業活動は成り立たず、そこで生じた業務データを確実に保護する必要性はますます高まり続けている。それは大企業であろうが、ベンチャーであろうが変わりはない。なかでも経理・財務や経営企画分野は、現在のビジネスやこの先の成長をお金や情報という側面から支える業務である。そのため、データを失うことは何としても避けなくてはならない。

 しかし、データ保護は保険と同じで、“万が一”を思い浮かべるには、それなりに想像力が要る。最初から重要性を認識して万全に備えられる組織もあれば、トラブルに直面してから頭を抱えることになる組織もある。後者に関していうと、そうしたトラブルのトップ3は、「ハードウエアトラブル」「ソフトウエア設定トラブル」「ヒューマンエラー」だと、ミロク情報サービス 児玉 仁 氏は語る。

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 たとえば、データを格納していたPCやサーバーの内蔵ハードディスク、あるいはNASが突然壊れてしまい、必要なデータが取り出せなくなって冷や汗をかいた…。典型的なハードウエアトラブルだ。機械はいつか必ず寿命を迎える。頭ではわかっていながら、備えを怠ってしまう経験は、読者諸兄にもあるのではないだろうか。どこかにデータをコピーしておかなかったかとオフィス中を探し回ったり、データ復旧事業者への依頼を考えたりするのだが、そうしたことは時間もお金も無駄にする行為だ。

 また、バックアップ設定は行ったのだが、何かが間違っていて、また確認も十分でなかったために、実はバックアップされていなかった、というのもよくあるパターンである。早く気づけばどうということはないが、別のトラブルが起こって初めて気づいたとすると、顔面蒼白になることは必定だ。

 さらに、避けようとしても起こってしまうのがヒューマンエラーである。うっかりマウス操作を誤って、あるいは何かの勘違いで、重要なファイルを一発削除しまうといったことは、人間であるかぎり免れることができない。

 いずれも、ひとたび起こると厄介なビジネスストッパーとなってしまう。具体的にどうすればこのような事態を回避することができるだろうか。

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