無視できない「店舗だけが持っている情報」の重要性

 飲食店、コンビニ、ドラッグストアなどを展開する小売業、ホテルやゴルフ場などを運営するサービス業といった「複数の店舗」を構えることが前提の企業において、各店舗と本部のスムーズな情報共有は経営上の重要なテーマとなる。

 例えば、本社に顧客データベースを設置して、顧客の基本情報や取引実績は管理していても、日々の取引の中で発生した小さな要望、クレームなどは店舗のExcelにしか記録していなかったり、共有はしていても週次、月次など、タイムラグがあったりするケースは少なくない。

 しかし、これらの情報の中には、取引拡大に向けたヒント、あるいはトラブルなどによって取引が終了してしまう兆しが隠れている可能性がある。タイムリーに共有し、サービスレベルの維持、迅速かつ適切な意思決定に役立てるべきである。

 では、どのように情報を共有していくのか。特に事業が急成長しているような時期は、店舗展開のスピードも速くなり、数カ月先の状況も読みづらい。そのような状況下で、時間をかけて要件を定義し、システムを設計・構築したとしても、システムが完成したときにはビジネスの実態に合わないものが出来上がってしまう可能性がある。また、システム構築によって、社内リソースが逼迫し、成長の勢いをそいでしまう結果ともなりかねない。

 いかに最小限の労力、時間、コストで本部と店舗の情報共有の仕組みを構築するか──。その要請に応え得るソリューション、および具体的な活用方法を見ていこう。

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