2020年4月、自動車や航空機など様々な分野で広く活用されているハイエンド3D CADの「Creo」が7.0にバージョンアップする。AIによる自動設計機能であるジェネレーティブ デザインが新たにサポートされるほか、アディティブマニュファクチャリング機能や解析機能が強化され、より高度かつ効率的な設計とモデリングが可能になるようだ。PTCジャパンのCADビジネスディベロップメントディレクター 芸林 盾氏に、Creo 7.0の詳細について伺った(聞き手:フリーアナウンサー 魚住 咲恵氏)。

PTCは「Creo」という3D CADを提供しているそうですね。

芸林:はい、そのとおりです。PTCのCreoはハイエンド3D CADの一つとして広く認められていて、自動車、航空機、産業機器をはじめ、様々な領域で活用されています。ちなみに、設計条件や制約条件を数値で与えるパラメトリック・モデリングと呼ばれる設計手法を世界で初めて実現したのがCreo(当時の名称は「Pro/ENGINEER」)でした。

 PTCでは、Creoをはじめとする様々なソリューションを、単なるツールではなく設計業務や製造業務全体を一元化するための環境と捉えて、「設計とはどうあるべきか」ということを常に考えながら機能を進化させてきました。

 その代表的な特徴がデータの連携性です。例えば、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウエアの「PTC Windchill」を活用すれば、データ管理のハブとなり、細かい部品やドキュメントまですべての情報がひも付けられます。仮に設計データの1ヵ所を変更しても、3Dモデル、2D図面、加工データ、BOMリストなどにすべて自動的に反映されるのです。Creo内で終始させず、データを連携させていくことが重要と考えています。

 「データがつながる」というのはPTCの設計思想の一つであり、お客様がデジタル技術で経営を変革していく、いわゆるデジタル・トランスフォーメーション(DX)を進める上でもなくてはならない要素と考えています。

 そうした考え方で提供されるCreoが、今年4月に「Creo 7.0」へとバージョンアップします。ジェネレーティブ デザインや流体解析機能が追加されたほか、アディティブマニュファクチャリング(3Dプリンティング)機能が強化されます。

 Creo 7.0の新機能や、製造業にどのような革新を生み出していくのかについて、これから詳しく紹介していきたいと思います。

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