新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちに大きな行動変容をもたらした。密閉・密集・密接の「3つの密」を避けるとなると、大概は在宅勤務ということになる。この1、2か月で日本企業における働き方の状況は一変した感がある。しかし、あまりにも急激に変化したために、在宅勤務をめぐる企業ネットワークの状況がまったく追いついていないという。多くの企業が抱えている課題、そしてその課題への適切な対策について、マクニカネットワークス、パルスセキュアジャパンに話を聞いた。

新型コロナ禍で浮き彫りとなる企業ネットワークの課題とは

 これまでも、テレワークは一部の社員向けに導入が進んできた。外出や出張の多い営業職や在宅勤務を要望する社員にデバイスを支給し、Office365やBoxなどといったクラウドサービスやパブリッククラウドを、場合によってはシングルサインオン(以下、SSO)なども用いながら利用を促す。社内リソースに対してはSSL-VPNを用いてセキュアなアクセスを担保するといったものがその一例である(図1)。

 さらに高度なセキュリティを志向する企業では、いったんSSL-VPNで社内にアクセスしたのちにSaaSの利用を認めるといったケースもある(図2)。

図1●現在の企業ネットワーク構成例とその課題1
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図2●現在の企業ネットワーク構成例とその課題2
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 どちらの場合も、社外勤務の利便性とセキュリティを両立させようと考えられた仕組みだが、実は潜在的な問題を有していた。しかも、今回の災禍でそれがはっきり顕在化したと、マクニカネットワークスの清水 俊氏は語る。

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