多くの企業がRPAに注目し、業務を自動化して生産性を上げ、業務改革を行うことで新規事業の創出などを実現したいと考えている。RPAによって定型的な業務を自動化し、社員にやりがいのある仕事を任せることで職場環境や働き方を変えていきたいと考えている企業も多いだろう。

 数年前から、数多くのRPAソリューションが提供されるようになり、導入する企業が急増している。しかし現状では本番環境で利用されているBotの数が数十しかないというケースや、個別業務の自動化効果の積み上げのみにとどまるというケースが多い。8割近くの企業がRPAを導入しているという事実にも関わらず、50以上のBotを本番環境で利用している企業はたったの5%しかない、という調査結果もあるという。

 グローバルのRPA市場で先進的なソリューションを提供する米国Automation Anywhere社の日本法人であるオートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社のセールスエンジニアリング本部 シニアソリューションセールスエンジニアの黒部宏昌氏は、RPAの活用が進まない要因の1つとして「いつの間にかBotを作ることが目的となり、必要な前後の工程がおざなりになっている」と説明する。

 「実行を急ぐあまり準備をせずに個別業務の自動化だけを行った場合、自動化すべき潜在的な業務プロセスはそのままとなり、その数は8割にも上るケースがあります。まさに、自動化の機会損失が起きていると考えられます。業務プロセスを把握・整理し自動化できるものを見つけることが重要ですが、その過程にもかなりの手間がかかります」(黒部氏)

 自動化可能な業務プロセスを発見し、数多くのBotを展開することで大きな効果を得るためには何が必要なのだろうか。具体的なプロセスを次ページで詳しく解説する。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。