DXによって「未来のあたりまえをつくる」企業へ変貌

 デジタルトランスフォーメーション(DX)によって企業ビジネスを変革し、新たなサービスや顧客体験を創出する――。過去の常識が通用しないニューノーマル時代、デジタル技術を活用して新たな価値を生み出すことの重要性は、これまでにないほど高まっている。

 DX推進に向け、前提になるのがクラウド活用だ。だが、世の中にはそのための方法論が無数にあり、どんな方法を選ぶべきか悩む企業は多いだろう。また、DXは全社のビジネスにかかわる取り組みとなる。「失敗できない」「セキュリティ面のリスクは」「クラウド人材がいない」。これらの不安が、クラウド活用の阻害要因になっているケースも少なくないようだ。

 そこで参考にしたいのが、他社に先駆けて成功を収めた企業の事例である。クラウドの積極活用により、複数の新サービスを立ち上げた例として、今回紹介するのが大日本印刷(以下、DNP)だ。

 DNPは、その名の通り「印刷」を事業の柱としてきた企業である。しかし、あまりそのイメージにとらわれると、本質を見誤るだろう。現在、同社は「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「住まいとモビリティ」「環境とエネルギー」という4つの成長領域で、全社的なデジタル変革を進めている。新たな事業価値を生み出す多彩なサービスを立ち上げることで「未来のあたりまえをつくる」、DX企業へと大きく変貌しつつあるのだ。

 DNPの取り組みと、クラウド活用の具体的なステップについて、次ページ以降で見ていこう。

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