資料の紹介

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、人々は移動や行動を制限され、自由に集い会話を交わすことさえ困難になった。人が集まることで活力を生み出してきた都市は、密集・密接・密閉のいわゆる3密をつくる危険な場所と言われ、そのあり方を見直す必要に迫られている。

 感染拡大を抑えるには、ロックダウン(都市封鎖)やステイホーム(外出自粛)によって、人の移動を制限し、人と人の接触機会を減らすことが有効なのは明らかである。しかし、いつまでもこうした制限を続けることは難しい。人はコミュニケーションを求める社会的な動物であるからだ。

 ウィズコロナ/アフターコロナ時代の都市づくりや街づくりでは、人が安心して集える安全な環境・空間をつくることが求められる。世界各地のスマートシティー構想においても、テクノロジーによって3密を変革し、感染リスクの低い生活空間を再発明する取り組みが重要になる。

カメラに強い企業、セキュリティ関連企業がけん引

 本資料では、都市における新型ウイルスの感染リスクと対策技術を、密集、密接、密閉の3密の観点から、場所(エリア)別に分析した。さらに、3密を変革する3つのテクノロジーのうち、密集を変革する技術に焦点を合わせ、その中でも特に「混雑・密集対策テック」について、日経BPの情報収集・分析サービス「日経TechFind」を使って調査した。

情報収集・分析サービス「日経TechFind」を使い、「群衆行動検知」「群衆行動解析」およびこれらに関連するキーワードが記載されている日経BPコンテンツとプレスリリースを抽出、コンテンツに登場する企業名の出現頻度を調査し、その結果を示した。本図を含む資料「混雑・密集対策テック」(PDF)を本ページ下部よりダウンロード可能
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 今回の調査結果によれば、混雑・密集対策テックで主導的な役割を果たしているのは、カメラに強い企業とセキュリティ関連企業である。メーカーでは、NEC、キヤノン、パナソニックといった、カメラシステムやカメラそのものに強みを持つ企業が混雑・密集対策テックをけん引している。サービス側では、セコムやALSOKといったセキュリティ関連企業や、セキュリティサービスを利用するパルコなどの商業施設関連の企業が目立つ。

 今回の調査では、混雑・密集対策テックのプレーヤー(関連企業)のほか、下記のような事項を分析している。
●サービス分析……実用化間近のサービスは何か。将来どんな進化が期待できるか?
●テクノロジー分析……混雑・密集対策テックのキーテクノロジーは何か?
●ソリューション分析……サービスの進化の鍵を握るソリューションは何か?

都市を構成する「12の空間」の3密リスクを分析

 調査に先立って実施した「都市空間の3密リスクと対策技術」の分析では、「商業施設」や「飲食店」など都市を構成する代表的な12の空間について、「密集・密閉リスク分析」と「密接リスク分析」を行った。

 このうち密接リスクについては、下記の3つのパターンに分けて、12の空間で特に発生しやすい注意すべきリスクを分析した。
●人と人の密接リスク
●人と施設・設備の密接リスク
●人と商品の密接リスク

 これらの調査・分析結果は、資料「混雑・密集対策テック」(PDF)にまとめた。

(★本ページ下部よりPDFのダウンロードが可能)

中長期戦略の策定や新規事業の企画立案に効果的

 本調査に用いた日経TechFindは、新技術のビジネスへの活用を見通すための情報収集・分析業務を効率化するオンラインサービスである。技術分野の多角的な調査を広い視野で、しかも省力化・短時間化しつつ実現できるのが最大の強み。日経BPの10万本を超える膨大な技術系コンテンツをはじめ、2000社を超える大手および上場企業、官公庁のプレスリリース、日本の政策ロードマップに関わる白書、企業や研究機関が保有する技術資産である特許、日本が政策的に支援している研究開発の情報といった信頼度の高い技術系の専門情報を、横断的かつ瞬時に収集できるのが特徴である。デジタル治療に限らず、今後のビジネスへの活用が見込まれる新技術のインパクトを客観的に捉えることが可能だ。事業戦略や新規事業の企画などに、ぜひ日経TechFindを役立てていただきたい。

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