資料の紹介
データドリブンとは、専門のデータ分析担当者だけが携わる領域ではない。分析結果から顧客の傾向をつかみ、それを基に事業部門がマーケティングや製品・サービス開発、営業活動に役立てるのが本筋だ。また経営陣はERPのビッグデータを参照し、企業が進むべき方向を常に考えていく必要がある。
こうしたデータの“民主化”を実現するためには、フロントの現場ユーザーから上層部までがデータを有効活用する“文化”の醸成が必須となる。しかし、仮に部門ごとのデータ活用が進んでいたとしても、サイロ化された状態で統合的な展開が難しい状況では意味がない。「データをどのように使い、どのような効果を生み出すか」を念頭に置き、企業全体としての共通認識をすり合わせておく姿勢が重要だ。
本資料は、データドリブンな文化の構築に向けたガイドである。具体的な成功事例を挿入しながら、4つのポイントとして「信頼性の高い運用の実現」「誰もが分析情報を利用できるようにすること」「ビジネスアジリティーを高めること」「インテリジェンスの適用」を挙げている。創業以来、膨大な情報データを扱ってきた巨大IT企業が記しただけに、その内容は示唆に富む。