資料の紹介
アジャイル・エンジニアリングは、要件定義から、設計、開発、テスト、運用までの開発工程を機能ごとに小分けにして進める開発手法だ。機能ごとに目に見えるものが完成していくことから、不具合の早期発見、早期対応が可能になるほか、設計変更などにも素早く柔軟に対応できるという利点がある。
現在は、主にソフトウエア業界で活用されているアジャイル手法だが、ハードウエア開発においても開発プロセスを複数の機能に分割できれば導入は可能だ。問題を設計プロセスの初期段階で発見し、遅くとも生産段階への移行前に解決することができれば、製品開発にかかる費用を大幅に削減できる。
本資料では、航空宇宙・防衛業界のアジャイル・エンジニアリング導入について解説する。小型電動飛行機の開発を行うあるベンチャー企業では、アジャイル・エンジニアリングの導入によって50人分の作業を20人でこなせるようになったという。また、製造におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるあらゆる企業にとっても、単なるデジタル化ではなく開発手法を含めて刷新することで、革新的なスタートアップ企業に対抗できるようになるだろう。