資料の紹介
創業100年を超える酒蔵である寒梅酒造は、日本酒の製造過程における状態の一つである「もろみ」の温度や状態を確認するIoT(モノのインターネット)システムを導入。これまでは1日に4~5回、酒蔵に行って手書きでデータを記録していたが、データを自動で計測・記録し、スマートフォンで確認できるようにした。
酒蔵の見回り業務の負担が軽くなることで、外出できる機会が増え、酒屋とのコミュニケーションが活発になったほか、次の商品の戦略立案にも時間を割けるようになったという。さらに、ライブカメラでもろみの状態をクリアな画像で確認できるようになることで、出張先などからでも、現場担当者に的確な指示を出せるようになった。
本資料では、寒梅酒造がIoTシステムを導入した経緯や導入効果について紹介する。現在、もろみの中心部と外側、計4カ所にセンサーを設置して常に温度を計測しており、データを蓄積して検証を続けることで、杜氏(とうじ)の経験と勘にデータを組み合わせた、より質の高い酒造りを目指すという。