資料の紹介
業務改革の一環で、ペーパーレスを含めたデジタル化を推進している企業は多い。しかし、取引先から送られてくる注文書や納品書、請求書などをすべてデジタル化してほしいとはなかなか言えない。依然として郵送やファクシミリで送られてくる紙帳票を、手入力でデータ化している企業も少なくないだろう。
リサイクルトナーなどを販売するケイティケイもそうだった。同社の顧客企業は全国に約1万2000社。本社には注文書が1日約200件、納品書が1日5~80枚届き、入力業務に1日の多くの時間を費やしていた。そこで同社は、AI-OCR(人工知能を活用した光学的文字認識)の導入を決断。その結果、納品書では1社に毎日20~30分かかっていた入力作業が数分で終わるようになり、月換算で約90時間の削減につながったという。
本資料は、ケイティケイの担当者へのインタビューを基にAI-OCRツールの選定・導入の経緯、その効果を明らかにしたものだ。同ツールの導入の決め手となったのは、読み取り精度の高さ、帳票設定数などの制限がないこと、読み取り後のデータ加工の容易さだという。今後は、自社で得られたAI-OCRのノウハウを顧客企業にも提供していくとしている。