資料の紹介
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進には、最新のITツールの導入が最良の策のように思える。しかし、いきなりツールを導入しても効果が上がるわけではない。大事なことは、ツールを導入する前の“土台作り”だ。
鍵を握るのは、業務プロセスの共通指針となるBPM(Businesse Process Management)のアプローチである。現場の業務内容を徹底的に洗い出し、業務量やスキルを分析。それを踏まえて業務フローを整理し、業務内に潜む問題点をあぶり出したうえで解決すべき課題を絞り込んでいく。こうしたゴール設定があってこそ、ITツールが威力を発揮する。
本資料では、BPMの正しい手順を段階別に詳しく解説する。具体的には「現状把握」「新業務プロセス策定」「デジタル化検討」の3段階で進行するが、中でも最初の現状把握が重要だという。現場の担当者にヒアリングするなどして業務を可視化し、業務フローに落とし込んでいったうえで問題を特定する作業が必要だ。その際には、複雑な業務フローのマッピングや問題・課題の体系的な管理を容易にしてくれる、業務プロセスモデリングツールの活用が有効だとしている。