資料の紹介
電気自動車(EV)のバッテリー(電池)のコストは、車両の総コストの25%以上を占めると言われている。バッテリー管理システム(BMS)やトラクションインバーターなど車載バッテリー関連部品のコストを抑えつつ、いかに電力効率の高いシステムを構築できるか。その技術開発の進展が、EVの普及に大きな影響を与えるだろう。
例えば、EVのパワートレーンで使用されている電力管理システムには、絶縁型ゲートドライバや各種センサー類、BMSなどが搭載されているが、こうした部品の電力損失を最小限に抑えながら、コスト効率も高めるための新技術が次々に開発されている。従来のSi(シリコン)よりも絶縁破壊強度や熱伝導度などに優れたSiC(シリコンカーバイド)などの新素材を使った半導体技術もその一つだ。
本資料では、EVの車載バッテリー関連部品の新技術である、次世代トラクションインバーターに向けたSiCベースのMOSFETスイッチや、MR(Magneto Resistive)センサー、BMS監視用ICなどについて解説する。具体的な製品やそれらの組み合わせによる効果なども紹介。コストを抑えながら性能向上を実現するための様々な手法を学ぶことができる。